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23-24 第29節 vsアーセナル(A)選手採点

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はじめに

誰がこの試合の意味を理解している?

得点者

アーセナル 5-0 チェルシー

得点:前半4分 レアンドロ・トロサール、後半7分 後半25分 ベン・ホワイト、後半12分 後半20分カイ・ハヴァーツ(アーセナル)

試合前

FA杯の準決勝では王者マンチェスター・シティ相手に惜敗。

ニコラス・ジャクソンに複数の決定機が訪れるなど、決して勝てない試合ではなかっただけに、悔しさが募る。

物議を醸す判定もありはしたが、敗戦の責任は自分たちにあるだろう。

残っていた唯一のタイトルを再びシティに阻まれたチェルシー。

CL、ELはこれで現実的ではなくなった。

ECL、というより少しでも上の順位でフィニッシュすることが目標になったが、チームとしてモチベーションを整えられているかはこの試合の出来でわかるだろう。

対するアーセナルにモチベーションの問題は皆無。

マンチェスター・シティやリバプールと首位争いのデッドヒートを繰り広げている。

試合前の段階では暫定で首位に立ち、ライバルの結果を待つ立場。

ここで勝点3を積み上げて、シティのつまずきを待つことしか考えていないだろう。

CLでは宿敵バイエルンに屈したが、リーグ戦ではウルブズを下し、先にバウンスバックを果たしている。

チェルシーにも同様の反発が求められる。

FA杯から日程が厳しく、かつ交代が遅れたことも厳しく響きそうだが、お互い様。

前回対戦では2-0から追いつかれるもったいないドローを演じてしまった。

前節は久しぶりのクリーンシートを記録し、今節も同じように堅い守備がマストになる。

その前節で躍動したコール・パーマーら攻撃陣だったが、FA杯では不完全燃焼に終わった。

今季2度目のビッグロンドン・ダービー。

負けて良い理由は一つもない。

過密日程もあるが、コンディション不良がチェルシーを襲う。

躍動するコール・パーマーとマロ・グスト、今やチームの核となる右サイドが不在。

DFラインはシティ戦を戦ったチアゴ・シウバとトレヴォ・チャロバーをベンチに置き、アクセル・ディサシとパフォーマンスが不安定なブノワ・バディアシルが起用された。

さらにアルフィー・ギルクリストがプレミア初のスタメン。

特に守備陣はギャンブルに近い布陣を選ぶことになった。

試合内容

開始から惜しいシーンを作ったのはホームのアーセナル。

元チェルシーのカイ・ハヴァーツがいきなり危険な抜け出しを見せるが、オフサイドに救われた。

盛り上がるエミレーツスタジアム。

その流れに乗るかのように、あっさりと先制点を奪って見せる。

デクラン・ライスの持ち運びから、左のレアンドロ・トロサールにラストパス。

強烈なシュートをニアに突き刺し、わずか4分で先制する。

さらに畳みかけるアーセナルは再びハヴァーツに好機が訪れるが、中途半端なパスはなんとかカイセドがクリア。

さらにセットプレーから冨安にもチャンスが来るが、これは枠の上に外れる。

一方的な展開になりつつある試合を打開したいチェルシー。

サカのミスから獲得したセットプレーでディサシが飛び込むが、シュートにまではつながらなかった。

守備意識の低いムドリクや、実戦経験の薄いギルクリストが狙われるシーンが続き、流れをつかめない。

チェルシーは決定力にこそ難を抱えるが、運びには高いクオリティを見せるニコラス・ジャクソンが打開。

ハーフウェイライン付近から単独で運び、最後はあわやOGというシーンを作った。

直後に連続での決定機はアーセナル。

ウーデゴールを起点にサカ、トロサールに決定的なシーンが訪れるが、先制点ではニアを抜かれたペトロヴィッチが汚名返上のセーブでチームを救う。

守護神のプレーに応えたい攻撃陣は、ノニ・マドゥエケが右を突破。

逆サイドのククレジャとエンソ・フェルナンデスにシュートチャンスが訪れるが、枠をとらえきれず好機を逃した。

アーセナルペースで進む試合を何とか持ちこたえさせているのは左SBのマルク・ククレジャ。

サカとホワイトの2vs1に苦戦するが、なんとか堪え、最少失点での時間を長くしている。

右のマドゥエケに徐々に入りだしたチェルシーはその右からのクロスでジャクソンがヘッド。

決定的なシーンだったが、手に当ててしまい、シュートの勢いと可能性を自ら殺してしまった。

開始早々の失点が悔やまれる1点差で前半を終えた。

後半立ち上がりのビッグチャンスもアーセナル。

前半からパスの判断が悪いバディアシルを狙われると、ライスに決定機。

さらにムドリクの緩いプレスからスルーパスを許し、ハヴァーツが右足。

どちらも完全に抜け出されていたが、ペトロビッチの好セーブでなんとかこらえた。

ピンチの後には、といきたいチェルシーだったが、むしろ耐え切れず決壊してしまう。

CKからホワイトに捻じ込まれ、痛すぎる二点目を奪われた。

さらにファールの疑いで全体が動きを止めたタイミングで再びウーデゴーア→ハヴァーツ。

今度はククレジャと競り合いながらも豪快に突き刺し、あっという間の3点目を奪った。

マドゥエケのファールがとられなかった不運は何度もクローズアップされたが、判定は覆らなかった。

直後にそのマドゥエケがジャクソンの1vs1を演出するが、難しい角度を決めきることはできなかった。

対するアーセナルは再びハヴァーツ。

サカの横パスを受けると冷静に踏み込んで再び得意の左足。

古巣相手に2得点目を奪った。

ラヒーム・スターリング、トレヴォ・チャロバーが入るが既に試合の大勢は決している。

嵩に懸かるアーセナルは再びベン・ホワイト。

ウーデゴーアのパスにあっさりと抜け出すと、クロスを狙ったボールはそのままゴールに。

5点目はターンオーバーに切り替える契機にもなった。

主力を下げ始めたアーセナルに対し、チェルシーはチアゴ・シウバやチェザーレ・カザデイらを投入するが、狙いは今一つ不明瞭。

その後エミレーツはチェルシーのパス回しに歓声を上げる余裕さえ見せ始める。

交代選手やDFを5枚置く布陣ではまともな攻撃にはならず、単に回すだけの時間が続く。

ペトロビッチが6点目を防いだことしか見せ場なく、無様な5-0。

悲惨な結果でダービーを終えた。

選手採点

GK

ジョルジェ・ペトロビッチ 5.0

開始早々の失点はニアサイドを抜かれ、もう少し適切な対応を期待したい。

その後訪れた前半と後半開始の決定機は鋭い反応でチームを救い、最少失点を保った。

低調なチームを立て続けのセーブで救ったかに見えたが、勢いを止められず終わってみれば5失点。

いくつか目を見張るセーブはあったものの、さすがに及第点を下回る採点とせざるを得ない。

DF

アクセル・ディサシ 5.0

DFリーダーとして立ち向かうべき試合だったが、なすすべなく大量失点。

彼のポジションから、というわけではなかったが不調の相方と若手をサポートすることはできず。

自由なポジションをとるハヴァーツに最後まで翻弄された。

攻撃やビルドアップでも見せ場はなく、崩れるチームを立て直せず。

ブノワ・バディアシル 4.0

安定感のなさは変わらず、前半開始から拙いパスミスでピンチを招く。

不穏な立ち上がりの印象そのままに、何度も軽率なプレーでアーセナルのカウンターを招く。

ここまで精度が低いと、起用した側に疑いの目を向けたくなるレベル。

試合に出る準備ができていたと言っていい姿ではなかった。

アルフィー・ギルクリスト 4.5

プレミア初先発。

対面のトロサールとライスに苦戦し、そこから先制点を奪われてしまったのは、その洗礼ともいえる。

気持ちは見せたがクオリティには明確な差があり、まだこのクラスの相手では力不足な印象。

最後まで戦い抜く体力もまだの模様で、途中交代。

マルク・ククレジャ 5.5

ムドリクがほとんど守備に貢献しない中、プレミア屈指のWGと狡猾な右SB相手に奮闘。

前半を1失点で終えられたのは彼の頑張りがあったから。

後半チームは大きく崩れ、自身もサカにアシストを許したが、それでも最後までよくファイトした。

不要なカードをもらうシーンもあったが、向ける先が違うだけで、その熱量は他のプレーヤーにも持っていてもらいたい。

MF

モイセス・カイセド 5.0

中盤で奮闘し、何度かいいボール奪取はあった。

とはいえ一人でできるプレーには限界があり、またウーデゴーアとライスという強力なIHの双方はカバーできず。

結果的には5失点を喫し、守備的な選手としては納得のいかない試合。

あまりにもタスクが多くなり、彼自身の能力も発揮しきれない試合が目立つ。

ある意味被害者の一人。

コナー・ギャラガー 5.5

チームの中で唯一、ダービーの重さを理解していたプレーヤーだったか。

安定しない後方からなんとかボールを引き出し、前進の意欲を見せる。

結果的に得点に繋がることはなかったが、「チェルシーのために戦う」選手であることは示した。

最後まで走り抜いた姿勢は評価をしたい。

エンソ・フェルナンデス 5.0

手術も囁かれる中での先発出場。

ロールのゲームメイク以外での激しいデュエルにも挑むが、ライスについて行けなかった印象。

コンディションが完璧とは言えず、時間制限もあったのか後半で交代。

慢性的な負傷を抱えているとの報道もあり、今季をどこで終わらせるかの決断も必要か。

FW

ノニ・マドゥエケ 6.0

唯一の及第点とした。

プレミア屈指のDFである冨安健洋を相手に単騎突破するなど、切れ味はこの試合も変わらず。

劣勢の中で2つアシストがついてもおかしくないようなチャンスメイクは、一つ上のレベルに達したことを表している。

守備でも強度高くプレーしただけに、マガリャンイスへのプレスがファールにならず、逆に失点になったのは不運でしかない。

腐らずに頑張ってほしい。

ミハイロ・ムドリク 4.5

コール・パーマーに代わり、期待の先発。

残念ながらその出来は擁護できるものではなかった。

守備でチームの足を引っ張り、ククレジャに負担を押し付ける。

それでは攻撃はというと安易なロストも多く、守備免除はできるはずもない。

本職でないギャラガーのサイド起用が増えていたのも肯定せざるを得ないパフォーマンスだった。

ニコラス・ジャクソン  5.5

持ち運びやポストプレーは素晴らしい。

後ろ向きの状態からでも打開でき、サリバ相手に優位に立つ。

反面最後の決定力は本当に切なく、この試合でも決定機を仕留めきれず。

あとはそれだけできれば、本当にスーパーなプレーヤーになれるのだが。

交代選手

ラヒーム・スターリング 5.0

ムドリクに代わり途中出場。

積極的にボールに関与しようという動きは見えたが、受けたあとのプレーは物足りない。

守備面ではムドリクと大差なく、左サイドは最後まで落ち着かなかった。

中堅がこのプレーだと、若手が育たないのも致し方ないか。

トレヴォ・チャロバー 5.5

ここ最近安定しているように見えたが、この日はベンチから。

ダービーの重要人物というクラスではないが、少なくともバディアシルよりは良かったのではないか。

最後は5バックのWBに。

既に試合は決していたこともあるが、その中で爪痕を残すには至らず。

チェザーレ・カサデイ 5.0

もはや消化試合となったタイミングでの交代出場。

空気を変えるべく慣れないポジションで出来ることを懸命に探した。

残念ながら効果のあるプレーはほとんど繰り出せなかったが、周りの質も残念だったので仕方ないか。

チアゴ・シウバ 5.5

FA杯の敗退後、人目をはばからず涙を見せ、この日は退団が決定的という報道の中試合を迎える。

そんなレジェンドをこんな起用で浪費してしまって良いのか。

モチベーションでパフォーマンスが揺れる選手とは思わないが、その心情を察すると心が痛い。

6失点目は懸命に防いだ。

監督

マウリシオ・ポチェッティーノ 4.0

コール・パーマーFCでないことを証明する、という威勢は行動にも結果にも反映されず。

試合後にはチームのメンタルに課題があると指摘したが、そこまで含めて監督の責任ではないのか。

ピッチ内外、どちらの面からも再建を託せる器とは言い難い。

不可思議な起用と進歩の見られないチーム。

上手く行けば上位を狙える中堅監督でしかない彼に、復権は荷が重過ぎるのでは?

終わりに

I DON’T WANT YOUR SHIAT!!!

I WANT YOU TO WANT TO FIGHT FOR OURS

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