※本ブログは2018年8月16日にはてなブログに投稿されたものです
こんにちは。最近サボっていたので頑張ります。
さて、プレミアリーグ開幕と移籍市場閉幕に合わせ各チームのスカッドがだいたい固まりました。ちなみに各チームの補強記事は下の方から
というわけで全チームの補強診断はしたのですが現有戦力を踏まえた話はしてません。(というかできるか!)
てなわけで今日は我らがチェルシーの現有戦力を振り返ります。
フロント
オーナー
ロマン・アブラモヴィッチ
なんだか最近はオーナーというよりサッカー好きのおじさんになってきた感のある我らが油様。ところが今季はイングランドとロシアのスパイ襲撃事件をめぐる関係悪化を受けビザが下りず入国できないという前代未聞の事態に。イスラエル方面への働きかけによりなんとかなったとかなってないとか。
ここ最近は市場の主役を他チームに奪われていたが今季は健闘し補強費はプレミア全チーム中2位。離婚騒動も抱え慰謝料の支払いで金がないという話もあったがそこはさすがにさすがである。
(skyより)特等席でチームを見つめるおじさん。いやオーナー。
強化責任者
マリナ・グラノフスカイア
取締役にして強化部門責任者。マイケル・エメナロ氏がモナコに去って以降は権限を完全に掌握した模様。昨冬からは恒例である選手獲得時の写真には彼女の姿が何度も確認される。
昨冬、今夏と実質的に移籍を主導し、エメルソン、ジルー、ジョルジーニョ、ケパらを連れてきた。実績だけ見れば及第点以上なのだが、いかんせん決定まで遅いのでサポーターはやきもき。それになんだが獲得選手に共通点があるようなないような。面食いBBAなどと言ってはいけない。
(Daily Starより)語学堪能な才女(43)でもある
スタッフ
監督
マウリシオ・サッリ
昨季ナポリで魅惑のサッカーを展開し今季からチェルシーの指揮を執る。早い段階から新監督としての名前は上がっていたが決定までは長く「48時間とは」「ロンドン観光止めろ」「いいからタバコ買って来い」といろいろ言われたがなんとか決定。
戦術はボールを保持しパスで崩す従来のチェルシーの真逆と言っていいサッカー。まだ未完成ながら開幕節ではいい形から得点につなげている。前監督が苦手だった選手との対話も順調で、エデン・アザールも残留に近づけ、ダビド・ルイス、ウィリアンといったコンテと確執を抱えていた選手たちともうまくやっている。ヘビースモーカーで銀行員上がりというキャラが渋滞している監督でもある。
(The Timesより)チームは彼の為に喫煙室を置いたとか
アシスタントコーチ
ジャンフランコ・ゾラ
今季から入閣したチェルシーのレジェンド。サポーターはもちろんのことアブラモヴィッチオーナーからの評価も非常に高い。というか油さんは結構レジェンドたちと仲いいのよね。
最早恒例行事となってしまったフロントと監督(現場)の対立、そして短期での解任ではあるが、前者はともかく後者は最近何とかしよう、という空気が見えているのはいいことである。ゾラ氏には現場とフロントの仲介役という難役もこなしてもらわなければならない。
(BBCより)「FKはPKより簡単」との名言(なお事実は違う模様)を残しているがそこにフロントとの折衝も加えてほしい。
GK
1 ケパ・アリサバラガ 23歳 スペイン代表
103億というGK史上最高額でやってきた若き才能。セービングに加えサッリサッカーには必須な足元の技術でも貢献が求められる。7年契約という長期契約もその期待の表れ。ちなみにマリナ女史曰く「継続的に追跡していた」らしい。嘘くさい。前所属であるアスレティック・ビルバオの試合なんてまるで追えていないのでどんな選手か全くわからないし開幕節を見ても何とも言えない(GKが活躍するシーンがなかったね・・・)が期待は大。懸念は180後半の身長。プレミア特有のハイボールに適応できるかは未知数。
今後10年は安泰、のような気もするがクルトワ大先生が来た時も同じことを言っていたような気がするので油断はできない。
(Metroより)開幕節ではクリーンシート達成。同胞の彼女を寝取るタイプにも見えない。
13 ウィリー・カバジェロ 36歳 アルゼンチン代表
カバジェロおじさんことスキンヘッド(ハゲではない)が特徴の2ndGK。W杯では正GKで大会入りしたがGSクロアチア戦で痛恨のキックミスを含む3失点でその後はベンチを温めた。昨季はカップ戦を主戦場に得意のPKストップなどでFA杯優勝にも貢献。一昨季ではあるがマンC時代に1年ペップサッカーを学んだためつなぎへの意識は高い。意識は。まあでも意識からよ。そう、意識がないと。
(The Indian Express より )やらかして文字通り頭を抱えるカバジェロさん
31 ロバート・グリーン 38歳 元イングランド代表
二人目のおじさん枠ことグリーンおじさん。前所属のハダースフィールドでも出ていた覚えがないんだが・・・。とはいえイングランド代表のキャリアもあり経験は豊富。フィテッセに放出されたエドゥアルドおじさんがチームに素晴らしい貢献をしていたようにグリーンにも若いアリサバラガやユース選手の良き手本となってほしい。もちろん試合でも見たいよ!!
(BBCより)なんだこのダンディーな雰囲気は。
DF
2 アントニオ・リュディガー 25歳 ドイツ代表
Twitter投稿の際には必ず#Hustleを付けることでおなじみの身体能力マン。強さと速さを兼ね備えるモダンなCBではあるがパス能力はやや低め。サッリの下で改善が期待される。
特筆すべきはそのスピード。なんとあのサラーよりも早く、リバプール戦前にはローマ時代の同僚相手に宣戦布告。「ひとつ言っておくと俺は決して遅くはないよ」との言葉通り完封した姿はまさに生けるHustle
余談ではあるがセットプレーからの戻りも尋常じゃなく早い。プレーが切れれば猛ダッシュで持ち場に帰る姿はベンチに全力疾走で帰る高校球児。#Hustle
試合後に投稿された仲良し写真。
24 ガリー・ケイヒル 32歳 イングランド代表
ジョン・テリーから引き継いだ主将はかなり厳しい立ち位置に。というか昨季から色々厳しかったのだが2CBに戻したことでシンプルに椅子が少なくなり競争は激化。とはいえサッリサッカーに必要なパスセンスはおろかまともにディフェンスも出来ないのだから今後の展望は暗い。昨季大敗したボーンマス戦後には「狙っていた」と言われてしまった残念な主将である。
気合のシュートブロックと(昨季まさかの0点に終わったが)得点力でアピールしたいところ。ちなみに昨季最大の貢献は大敗の後オフを提案したことである。
(Bets&Statsより)流血も恐れない気迫は評価したい。
27 アンドレアス・クリステンセン 22歳 デンマーク代表
ダビド・ルイスの負傷を受け昨季出場機会が増加した期待の若手。ところがCLバルサ戦あたりから1試合1回やらかし癖がついてしまう。(ケーヒルの悪影響ともっぱらの噂)。とはいえ22歳という年齢を考慮に入れれば逸材であることには変わりないためじっくりと育てていきたいところ。目を見張るようなフィードこそないが的確にショートパスを散らせる点もよき。
代表ではレギュラーと控えの間くらい。チェルシーでも似たようなところではあるが控えにしておくには惜しい能力であり、ELやFA杯で主力として使うのであればターンオーバーしてくるライバルに対してアドバンテージになるのは間違いない。
(Daily Starより)名前が長いのでACと略されることも多々。
30 ダビド・ルイス 31歳 元ブラジル代表
膝の負傷(許さんぞアグエロ)とコンテとの不仲説により昨季は出番が大幅に減ってしまった。今季はファーストチョイスとして完全復活。というかもともと攻守に能力はとんでもなく高いんだけどたまに集中がブッチしたり上がったまま帰ってこないというのが玉に瑕。故にボランチで使うととんでもないクオリティを発揮するのだがなぜか本人は乗り気でない模様。
昨季はピッチ内では出番がなかったがピッチ外では新加入選手と即仲良くなる圧倒的コミュ力を発揮。すぐに新戦力をチームに馴染ませる大きな貢献を見せた。今季はアンパドゥとのモジャモジャコンビも見たいなあ。
(Pundit Arenaより)給食のおばちゃんではない。
44 イーサン・アンパドゥ 17歳 ウェールズ代表
二人目のモジャモジャにしてチェルシーの未来を背負う超逸材。MFとCBをこなせるが一応昨季の出場を見てDF換算。上背がさほどないため2CBの今季はMFとしての出場になると予想。まだ17歳だが完成度が非常に高く、いい意味で年不相応な落ち着きも立派。すでにA代表にも選ばれておりその才能が世界にバレる日も近い。
そのヘアスタイルからダビド・ルイスと見間違えるファンも続出。ただルイス、バカヨコとともにファンの少年の家にサプライズ訪問するなどルイスの良いところも積極的に取り入れているのは好ましい傾向。
(Guardianより)なんだこの髪の毛は
3 マルコス・アロンソ 27歳 元スペイン代表
さわやかな笑顔とそれに見合わないパワフルなプレーでサポーターを魅了する大型レフティー。移籍以降は左WBとして覚醒。毎試合フル出場を続けチェルシーのブラック企業ぶりを全世界に見せつける形となった。今季もお願いします、部長。
188㎝の長身による空中戦に加え直接FKを叩き込める高精度の左足で得点を量産。やや守備の甘さはあったがコンテの下成長し今では安定感抜群。今季はSBにポジションを移しダイナミックな攻撃参加が見られないかと思いきや開幕節からPK奪取にオーバーヘッドと完全な杞憂に終わった。むしろ強化されてる?
(Daily Expressより)天使のような笑顔と悪魔の左足を併せ持つ。
33 エメルソン・パルミエリ 24歳 イタリア代表
昨冬に加入した若きイケメン。日本では「ぱるる」の愛称でお馴染み(?)。ちなみにブラジル生まれでありテクニックを生かした積極的な攻撃参加が売り・・・らしいが意外とチェルシーではバランスを取って自重している感が否めない。
フィジカルが重要なプレミアではアロンソの後塵を拝しているが、出場した試合ではそこそこのパフォーマンス。だがそこそこではレギュラー奪取はできないぞ。慣れ親しんだSBで開花すれば間違いなく戦力UP。右足も割といけるのは貴重。
(Daily Expressより)左のジルーと同時期に加入。ジルーへのアシストも記録。
28 セサル・アスピリクエタ 28歳 スペイン代表
チェルシーの心臓にして中核にして良心にして象徴にして・・・肩書が多すぎて紹介しきれない我らがクエタ神。コンテ政権では右CBとして躍動したが今季は本職の右SBで先発。というか最早彼の本職は何なのか。
28歳と円熟の年齢になりイケメン度も増す一方。真の主将との声も根強い(ケーヒルさん・・・)。昨季はCBなのになぜかアシスト数が増加。毎年進化を続ける姿と堅実なプレーはサポーターの心を奪ってやまない。数は多くないがゴールを奪った後のエンブレムへのキスは最早全チェルシーサポーターへのキスと言っても良い(良くない)。
(Metroより)エンブレムを指差す神。
21 ダヴィデ・ザッパコスタ 26歳 イタリア代表
26歳にしては生え際が怪しい右SB。今季も控えが濃厚だがヌルヌル抜くドリブルと乗っているときの攻撃力は結構破壊力があるのでコンスタントに出られれば意外と面白いオプションになりそう。ただ守備力に難があるのは割と深刻な問題なので改善求ム。
ちなみに生え際が怪しく攻撃力がある右SBと言えばやはり前任のブラナさんことイヴァノビッチを思い出さざるを得ない。それにしてもなんでうちのDFはこんなに攻撃が得意なのだろうか。伝統とは恐ろしい。
(EURO SPORTより)デビュー戦ではクロスと見せかけゴールに叩き込んだ。ミスではない。
MF
4 セスク・ファブレガス 31歳 元スペイン代表
majicことスペインのマジシャンにしてマエストロ。昨季は衰えが指摘されたが今季は得意のポゼッションサッカーにシフトし重要な役割を担う・・・はず。とはいえ貴重なオプションであることは間違いない。年々強度が下がっているのは仕方ないがやはり強豪相手に使うのは不安。
アンカーを置く布陣なので、もしかすると非凡なパスセンスでイングランドのピルロになれるかも。でもやっぱりジエゴンという相方がいなくなったのはこの手の選手には痛いよなあ。
(Daily Starより)プレミアでのアシスト数は100を超える。
5 ジョルジーニョ 26歳 イタリア代表
既にチェルシーの核となった感のあるサッリサッカーの体現者。かなり濃厚だったシティ移籍が実現していたら相当ヤバかったのはもう確認済み。フェルナンジーニョの代役には十分だった。名前的にも。的確な配球のみならず、ピッチでは身振り手振りで味方を操る。
当然ストアではジョルジーニョのユニフォームが販売されているわけだが、それを見てお母さんは思わず涙。なんでも母子家庭で育ったそう。あとはタイトル取ってお母さんにプレゼントしようぜ!
(Metroより)最愛のお母様と。
6 ダニー・ドリンクウォーター 28歳 元イングランド代表
今季一番ヤバめなMFこと飲料水さん。完全にパニックバイの被害者に。ざっくりスルーパスと思い出したように放つ強烈ミドル、加えて最後まで相手を見てボールを離せるパスは割とアンカー向き。守備も体を張れるので個人的にはアンカーの控え第一候補。
ちょっとケガが多いのが気がかりで開幕節もベンチ入りはならず。どこかへレンタルされるのだろうか。まだチェルシーに来てからいいとこをほとんど見せられてないので一花咲かせてほしいなあ。
(Daily Expressより)使っておくれよサッリさん。
7 エンゴロ・カンテ 27歳 フランス代表
神様仏様カンテ様こと我らがカンテ神。今まではチェルシーの守り神として縦横無尽に獅子奮迅、八面六臂の大活躍。今季はややポジションを前に移して開幕節では難度の高い逆足ボレーでチェルシーの今季初ゴールをゲット。いやはや進化ってか神化が止まんねえ。もう既に神だけどさ。
フランス代表の主軸としてW杯も制しプレミアどころか世界を代表するMFになりつつあるカンテ。その能力に加え謙虚な性格と何よりもかわいい。かわいいのだ。カンテちゃん。同僚の評価は、一番間近で見ているポグバ曰く「肺が15個ある」。
エ~ンゴロカンテの独特のチャントも話題に
8 ロス・バークリー 24歳 元イングランド代表
昨季はメディカルの途中で帰ったとかケガがあったとかで完全な不完全燃焼に終わった8番。どうやらケガは完治したらしく開幕戦では元気にスタメン出場。センスあるヒールパスでPK獲得にも絡む。
イングランド人の8番と言えばやはりチェルサポとしてはフランク・ランパードと重ねざるを得ない。エヴァ―トン時代に見せていたミドルシュートは今のところ整備中。今季の飛躍があれば代表への道もおのずと再び開ける。
(The Independentより)得意のCMFで結果を出したい。ルカクはいないけど。
12 ルベン・ロフタス・チーク 22歳 イングランド代表
そんなバークリーの代わりに攻撃的MFとしてW杯メンバーに滑り込んだのがこちらLRC。昨季はレンタル先のクリスタルパレスで印象的なプレーを披露。ただ課題の守備での貢献と運動量はまだ理想には程遠い。
とはいえ攻撃センスはやはり非凡なものを見せる。また全く話題にならないが192㎝とかなりの大型選手。対して足が速いようにも見えないがストライドのでかさはかなりのアド。シュート、パス、ドリブルとなんでもできるので後は走るだけ。ただこれが難しいんだよなあ。
(Goal.comより)W杯では自身のシュートがケインに当たりゴールイン。幸運なのか不運なのか。
17 マテオ・コバチッチ 24歳 クロアチア代表
レンタルでレアルからやってきたクロアチアの雄。レアルでは同郷の絶対的な要であるモドリッチの控えに甘んじたが前々所属のインテルでは10番を着けるなどその才覚は誰もが認めるところ。W杯ではモドリッチに加えラキティッチの壁もあり活躍度合いは微妙。
ちなみに多分買取オプションが付いてない移籍なのだがインスタでは買取どころか完全移籍したの?ってレベルのお別れの言葉を投稿。レアルでは練習拒否してまで移籍したがったとのこと。どうやら既に我々が1年後何をすべきかは固まっているようだ。
「レアルではあまり練習してないから早く参加したい」と軽快なジョークも見せる。
10 エデン・アザール 27歳 ベルギー代表
チェルシーの、プレミアの、ベルギーのスターでありエデンの園に我々を導く絶対的エース。レアルからの関心はもう周知の事実だがどうやら残留の機運が高まってきた。開幕節はコンディション不良の途中出場ながらきっちり1アシスト。
家族は4兄弟で三男のキリアンはチェルシーU23に所属。次男のトルガンもドイツで躍動中。なんという兄弟。なんという血。なお息子のジャンニス君の名をなぜか日本語のタトゥーで刻んでいる。カタカナで。また日本に来てほしいものだ。頼む、横浜タイヤ。
(Metroより)3人までは相手ではない。昨季から相手を弾き飛ばすシーンもちらほら。
11 ペドロ・ロドリゲス 31歳 元スペイン代表
昨季は不調に陥りいつもの理不尽ミドルも鳴りを潜めた両利きアタッカー。年齢による衰えもしばしば指摘されるがバルセロナ時代にパスサッカーにはどっぷりつかっておりサッリの下でも重要な役割を担いそう。開幕節では冷静なチップキックで1ゴール。
やはり特筆すべきはその両足の精度。また敵の意表を突くドリブルも魅力の一つ。ゴールを決めるとどこかを蹴っ飛ばさないと気が済まないのかいろんなところに出向いている。今季もたくさんスタンフォードブリッジを破壊してほしい。
(The Telegraphより)見事な跳躍。
15 ビクター・モーゼス 27歳 ナイジェリア代表
コンテ政権ではまさかのWB起用で大ブレイク。SBではないけどウイングとしては物足りない、という問題を「え、なら中間に置けばよくね?」という理論で解決。もちろん彼の努力(特に守備面)も忘れてはならないが。しかし4-3-3がスタンダードになりそうな今季は課題が再燃。どこに活路を見出すのか。
なお縦に突破しか基本出来ず、右足でしか基本扱えないのだがなぜかPKがめちゃくちゃうまい。心地よいステップを踏み相手のタイミングを外す冷静なPKは明らかにキャラ設定から逸脱している。
(Daily Expressより)PKはうまいがダイブはものすごく下手。おかげで本当のファールも取られないのはちょっと可哀想。
22 ウィリアン 30歳 ブラジル代表
調子のいい時と悪い時の差がとんでもなくでかいウィリニキ。しかもそれがチームの調子と完全に反比例するのが彼の特徴。苦しい時の孤軍奮闘は見ていて悲しくなるほど頑張ってくれるのだが、チームの好調時はロストマシーンと化してしまうのはなんなのか。
バルサからかなり大きな、そして例年通りモウリーニョからオファーが届いたが「チェルシー大好き!」と拒絶。泣かせる男である。ノッテいるときは本当に手が付けられないので常にキープしてほしい。なお加入からあまり顔の変化が見られないがもう三十路。
コンテとの確執なんてないよ。娘がいじっちゃっただけだもん。
32 ルーカス・ピアソン 24歳 ブラジル
どうやらサッリが大のお気に入りらしい。レンタル地獄を乗り越えとうとうチェルシーでの居場所を見つけたとの報道。ここ最近はクルトワ、モーゼス、クリステンセンとようやくレンタル制度も役に立ってきたので復帰後目覚ましい活躍を見せた彼らに続きたいところ。
レンタル中の所属はマラガ→フィテッセ→フランクフルト→レディング→フルアムと24歳にしてこの渡り鳥っぷり。過去には「若手がコロコロチーム変えるのは良くないよ」とまっとうな苦言も呈した。
(The Telegraphより)このユニフォームで試合に出るのはいつぶりだろう。まさか初めて?
FW
18 オリヴィエ・ジルー 31歳 フランス代表
W杯で優勝したら坊主というなんだかアイドルみたいな約束を守り坊主に髭モジャという風貌で帰還。W杯では得点がなく一部懐疑的な見方があったが、その献身的なプレーなくしてフランスの優勝はなかったことは間違いない。
まあ確かに得点能力に関しては微妙だが裏を返せばそれ以外は一級品。ポストや空中戦を超ハイレベルでこなしてくれるCFは貴重であり、時折見せるステップも高い技術を感じさせる。今季から導入のサッリサッカーへの適応は未知数だがそこはベンゲルを信じておこう。
なぜルックス抜群の方に限り坊主にしたがるのか。
19 タミー・エイブラハム 20歳 イングランド代表
昨季はスウォンジーで好プレーを見せとうとうトップチームに食い込んだ。190㎝の長身ながらしなやかなプレーもできる期待の若手。一昨季はチャンピオンシップのブリストルで得点を量産、昨季からプレミアに挑戦し、まずまずの結果を出した。
PSMでも随所に惜しいシーンを作るなど豪快かつ器用なところを見せ、無事にスカッド入り。さらっとフル代表にもデビュー済みと将来を嘱望されている。ジルー、モラタに次ぐ第3FWとしての立ち位置が濃厚、ただジルーの調整が遅れモラタがいまだスランプなので意外と出番は来るかも。
(追記:レンタルでアストンビラへの加入が決定)
(Skyより)スワンズでは10番、代表でも9番の着用経験がありいい背番号をよく貰っている。
20 カラム・ハドソン=オドイ 17歳 イングランド
下部組織で驚異的な成績を残し、昨季にトップチームデビュー。今季からは主軸としての活躍も期待されるアカデミーの傑作。PSMでは得意のドリブルで数多くのチャンスを作り得点にも絡んだ。アーセナル戦ではプレミア屈指、というか世界屈指のスピードを誇るベジェリン相手にヨーイドンで勝ってしまうというとてつもないスピードを披露。
ウィリアン、ペドロも30を超えたが、今夏ウイング補強の話が消極的だったのは間違いなく彼のポテンシャルを見込んでのこと。最高の育成と最低のトップチーム定着度で有名なチェルシーアカデミーの評判を覆す存在になり得るかは要注目だ。
「オドイでダメなら下部組織を廃止した方が良い」と言われてるとかないとか。
29 アルバロ・モラタ 25歳 元スペイン代表
呪われし番号の9を捨て自身の双子が生まれた日である29に背番号に変更。 昨季はシーズン中盤から背中の痛みもあり不調に陥ったが心機一転、再起を図る。開幕節を見る限りまだ本来の出来からは程遠いが絶不調時に比べればよくなった方。ただ最近はかわいい子供たちのためにゴールが欲しく、やや空回りしている感が否めない。
昨季の彼のスランプがあまりにも深刻かつチームに大打撃をもたらしたので、今夏は放出の噂も。しかし本人は早い段階で来季への決意を示し、やる気十分なところを伺わせた。目指せ29ゴール。というかこれで活躍したらもう9番は封印しようとの声も。
(skyより)足はダメだがヘディングはめっちゃ決める。てかもう全部頭で行こう。
最後に
はい、というわけで今季のチェルシーのスカッド事情を私情を交えてまとめてみました。一応これが今季闘うメンバーです。
新戦力もかなり有望株が入ってきたので既存戦力との融合に期待したいところ。昨夏はあのアスピリクエタさえ補強しろって言ってたからなあ・・・。
今季はサッリサッカー1年目ということもあり長い目で見守っていきたいですね(早期解任フラグ)
このメンバーを今季も応援していきましょう。ライバルチームサポの皆さんもよろしくです。
あ、プレミアのチーム応援したいけどまだ決まってないという方はぜひチェルシー推しで!
それではまた。
~おしまい~
コメント
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