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23−24シーズン第7節 vsフラム(A)選手採点

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はじめに

フラム 0-2 チェルシー

得点者:前半18分 ミハイロ・ムドリク、前半19分 アルマンド・ブロヤ(チェルシー)

試合前

10月に入り、心機一転波に乗りたい中位の2チームが激突。

フラム、チェルシーともに実力が劣るルートン以外から今季は勝利がなく、浮上のためには落とせないダービーに。

アウェーチームは怪我人が続出し、直近のリーグ杯でベン・チルウェルまで離脱。

スタメンにはそのリーグ杯で気迫を見せたマルク・ククレジャが連続してスタメンに。

また出場停止のニコラス・ジャクソンの代役は大怪我から復帰したブロヤが担う。

新戦力ではコール・パーマーがリーグ戦の初スタメンを飾った。

ブロヤの復帰はあるものの、攻守共に駒不足が否めない中で試合を迎える。

対するホームのフラムは昨季は対チェルシーで勝点4を奪取。

昨季の古巣対戦で躍動したウィリアンは今季もスタメンに名を連ねる。

わずか2km、勝点も3しか離れていない近接ロンドンダービーに熱戦が期待された。

試合内容

序盤から両者前に出るが、徐々にチェルシーが試合を支配。

一方のフラムもマルコ・シウバ監督の元、ポゼッションからの攻めを展開。

そのフラムの裏をとり再三のチャンスを活かせないチェルシーだったが、新10番が歓喜をもたらす。

レヴィ・コルウィルのキックに抜け出すと、胸トラップから左足。

待望のチェルシー初ゴールを記録した。

久々のゴールの直後に、再びネットを揺らしたのは復帰のブロヤ。

パーマーが鋭い守備でボールを奪取すると最前線へスルーパス。

相手DFの足は間に合ったものの、それがブロヤに当たる形でゴールイン。

ラッキーな形ではあるが、狙い通りの守備であっという間の2ゴールを奪った。

試合をコントロールしながら後半を迎えたチェルシー。

ムドリクのHTでの交代は懸念だが、イアン・マートセンが長い出場時間を得る。

そのマートセンはブロヤのパスから決定的なシュートを放つも、惜しくもポストに嫌われる。

終盤にかけて攻勢を強めるフラムと、コンディション不良を感じさせるチェルシーで構図は徐々に逆転。

フラムはルキッチやウィリアンがチェルシーゴールを急襲するが、ここ数試合高い安定感を見せるロベルト・サンチェスがシャットアウト。

クリーンシートで久しぶりの勝利を掴んだ。

選手採点

GK

ロベルト・サンチェス 7.0

相手にパスをプレゼントする失態はあったものの、再び自分の手元に帰り事なきを得る。

慈善事業癖は考えものだが、セービングやキャッチングの安定感は素晴らしい。

至近距離からのシュートストップで相手に流れを渡さず、セットプレー時も果敢な飛び出しでボールをキャッチ。

らしさが出てきた新守護神は、風格も出てきたところ。

DF

チアゴ・シウバ 6.5

35歳でスタメンを張るウィリアンも大したものだが、こちらは無敵の39歳で対抗したい。

今日も今日とて完成度の高い守備で的確に穴を埋め続ける。

毎試合変わるDFラインを統率し、しっかり無失点で試合を締める

アクセル・ディサシ 6.0

空中戦で強さを見せ、セットプレー時も頼りになる存在に。

攻撃時のセットプレーではオフサイドになってばっかだが。

相変わらず縦パスがバレバレなのは気になるところだが、この試合では落ち着いたビルドアップを披露。

なんだかんだ怪我しないのはありがたい。

レヴィ・コルウィル 7.0

だんだんSBも板についてきた感がある。

というより前のムドリクはSBとの連携で崩すより、徒競走をさせた方がいいので、無闇に上がるよりスペースを開けておいた方がいいのはある。

守備での貢献度はもちろん、この試合では見事なキックでアシストも記録。

いよいよ頼もしさを感じさせるプレーヤーになってきた。

マルク・ククレジャ 6.5

久々のリーグ戦、そして慣れない右SBながら、毛量でもウィリアンと激突。

元々それなりに右足が使えることもあり、極端な窮屈さを感じさせない辺りは技術の高さを見せた。

さすがに攻撃面で見せ場は作れなかったものの、諸々のエクスキューズを考慮すれば文句なしの出来。

グスト不在期間の1番手に名乗りをあげた。

MF

モイセス・カイセド 6.5

高い守備能力は変わらず、低めの位置から適切なパスを差配。

いるといないではチームが全く変わり、変えの効かない存在に早くもなりつつある。

低めの位置でエンソと組む形が最適解のように見える。

中盤に安定感をもたらした。

エンソ・フェルナンデス 6.0

これまでは高めの位置が多かったが、の試合ではやや低めからのプレーを意識したか。

どちらもできるが守備寄りのカイセド、どちらもできるが攻撃寄りのエンソといったところか。

パス精度やゲームメイクは相変わらずの素晴らしさだが、決定機逸で採点はやや低めに。

なんでゴール前だとあんなに力が入るのか。

コナー・ギャラガー 7.0

猟犬から番犬に。

あらゆる場所に顔を出し、敵を威嚇しながら味方を助ける。

出来もちろん、その成長曲線も圧倒的。

カンテと比較する声も出てくるほど。

腕章の似合う男になってきた。

FW

ミハイロ・ムドリク 7.0

待ちに待った初ゴール。

美しいトラップから最後は股を抜き、本人も周りも歓喜の一撃でチームを勢いに乗せる。

徐々にではあるが守備面も改善されつつあり、ある種ギャンブル性がなくなり使いやすくもなった。

それだけに途中交代は心配。

重要なチャンスメイカーになりつつある現状、次の試合でも元気な姿を見たい。

コール・パーマー 7.0

リーグ杯に続き、リーグ戦でも初スタメン。

攻撃のセンスはもとより、守備での貢献度も高く、2度追いも厭わない姿勢は賞賛に値する。

その意識は2点目に現れ、深い位置でのボールカットから1点級のボールを供給した。

キープ力やドリブルなどの基礎スキルも高く、戦術的にも価値の高い存在。

次節もスタメンと見て良いだろう。

アルマンド・ブロヤ 7.0

大怪我から戻ってきた大型CFが先発復帰。

正直コンディションはまだまだのようで、開始直後には決定的なシュートをふかすシーンも。

それでも得点という結果を出したのは立派の一言。

最後はスタミナ切れしたものの、60分もってくれただけでもありがたい。

交代選手

イアン・マートセン 6.0

ムドリクに代わり後半開始から出場。

スターリング、マドゥエケを差し置いての出場で、それだけで期待の高さが伺える。

ムドリクほど強烈な個はないものの、バランスの良さを発揮。

決定機にも顔を出したが、惜しくもポストに嫌われた。

ラヒーム・スターリング 6.0

ここ最近の覚醒状態は終わってしまったか。

出場時間やポジションのエクスキューズはあれど、インパクトは薄め。

チームが良くなると調子を落とすタイプかもしれない。

レスリー・ウゴチュク

中盤の締めに登場。

正統派アンカーらしく守備を全うし、クリーンシートを獲得。

アレックス・マトス –

終了間際にデビューを飾る

ノニ・マドゥエケ -

終了間際に登場。禊。

監督

マウリシオ・ポチェッティーノ 6.5

抜擢した前線が的中し、勝点3をしっかりと取り切る。

台所事情の苦しさは変わらず、どころか日に日に増していっているが、ククレジャのコンバートなど柔軟に対応。

昨季勝てなかった相手に勝ち切ったところは評価して良いだろう。

まだ戦力が不十分ではあるものの、ブロヤをはじめ少しずつ目処も立ちつつある。

代表ウィーク前最後の一戦に向け弾みをつけた。

終わりに

やっぱり勝ちはいいですね!

次もこんな感じで書きたいものです。

それではまた

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