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プレミアリーグで話題沸騰のあの女性審判について調べてみた

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こんにちは。なぜか徹夜明けで眠い私です。というのも全く見る気はなかったんですが明け方のウェストハムvsリバプールの試合を見てしまったんですよね。さようなら睡眠時間。さようなら今日の体調。

結局試合は1-1のドロー。明らかに私並の低コンディションだったリバプールはペジェグリーニ監督が用意してきた多彩なセットプレーに苦しめられ、辛くも敵地で勝点1、という表現が正しそうです。2位マンチェスターシティとの差が3に縮まり、一時はもう決まりだろうと言われていた優勝争いもだんだん読めなくなってきました。

プレミアの副審事情

さてこの試合で後々まで言われそうなのがリバプールの先制点のシーンです。右サイドライン際でララーナ→ミルナーとつなぎ、そのクロスに反応したマネが蹴りこみ、リバプールが先制しました。
ところが映像だと明らかにミルナーの位置はオフサイド。このサイドを担当した副審、サイモン・ベッグ氏は明らかにミルナーを視認しておらず、ララーナの足元のファールの有無のみに注視していました。

同副審はその後も不可解な判定が続き、前半終了間際にサラーが抜けだしたシーンは完全にオンサイドにもかかわらず旗を上げ、またスローイン時のマイボール判定も疑問が残りました。終了間際にはもう一人の副審であるマット・ウィルクス氏もオリギのオフサイドを放置。「おいおいプレミアの副審酷くないか??」という感想が見受けられました。

試合中から副審はかなりカメラに抜かれ、またDAZN解説の粕谷秀樹氏からも疑惑の声が上がっていました。しかしそれと同時に粕谷氏がコメントしたのが「多分ラインを見るなら女性のシアン・マッシー・エリスさんが一番上手いんじゃないんですかね」

名前こそ聞き覚えがないかもですが、「プレミアの女性審判」といえば多くのプレミアサポーターが彼女を思い浮かべるでしょう。

なお余談ですが、粕谷氏、エリスさんがかなりのお気に入りの模様。以前チェルシーvsニューカッスルの試合で彼女がオフサイドを取ったシーンでは「定評がある」と述べています。
またそれだけにとどまらず、チャンスシーンでもないのにそのコメントがDAZNハイライトにわざわざ尺を取ってあるという(これは粕谷氏の意向なのか不明ですが)高評価ぶりです。

というわけで今日はプレミアサポからも解説者からも注目を集める女性副審、シアン・マッシー・エリスさんについてです。

シアン・マッシー・エリス副審

「Sian Massey-Ellis」の画像検索結果
(プレミアリーグ公式より)ポニーテールが特徴的。

プロフィール

・年齢:33歳
・出身:コヴェントリー
・プレミア参加年:2010年
・国際主審

レフェリングの感想

年齢は33歳と若手ですが、粕谷氏が指摘の通り、ラインの見極めは非常に正確です。下手なくせに自信だけはあるおじさん方に見習わせたいものです。


私も何度か彼女の副審の試合を見たことがありますが、キッチリと判定し、毅然と対応しているので特に不満を感じた覚えはありません。もっともプレミアの副審なんて毎回不満の一つや二つはたまるので、非常にレアな「ノンストレス副審」ですね。

評価

また国外からの評価も高く、女子チャンピオンズリーグ決勝でもアシスタントレフェリーを務め、また女子W杯でも活躍するなど、世界屈指の女性審判として知られています。

もちろん国内からの評価も高く、 2017年には彼女のサッカーへの貢献を受け、”Member of the Order of the British Empire ”(MBE)、大英帝国勲章第5位を与えられています。
なおこのMBE、サッカー関係者だとスティーブン・ジェラード(元リバプール)氏や、W杯得点王兼ベスト4へ導いた主将ということでハリー・ケインが受け取っており、非常に名誉であるのは言うまでもありません。

前職

なおエリス副審、前職は地元コヴェントリーの学校の体育の先生だったそう。審判に体力は必須ですが、おそらくそうした経験も現職の役に立っているのでしょう。なかなかだらしない体型の審判も多い中、非常にスマートで、多分ジョナサン・モスよりは足が速くスタミナもあるものと推察されます。

性差別問題

女性が参画、特に審判のような男社会に女性が入ると性差別問題は必ず起きます。彼女も残念ながらその例にもれず、かつてそうした騒動に巻き込まれています。
2011年1月、当時スカイスポーツのコメンテーターであったアンディ・グレイ(元アストン・ヴィラ等)とレポーターのリチャード・キースが「オフサイドのルールを知らない」「ケニー(ダルグリッシュ・当時リバプール監督)は必ず試合中トイレに行く」という不適切な発言があったことが明らかになり、クビになりました。
どうやらオンエア外の発言だった点に関してはやや同情の余地があるものの、致し方ない処分でしょう。
最も迷惑をこうむったのは当然エリス副審で、混乱を避けるために数試合の担当から外されるなどしましたが、後に復帰。現在に至ります。

最後に

というわけで本日は皆さんが結構気になっているであろう、例の女性副審についてまとめてみました。先述の通りアシスタントレフェリーとしては非常に能力が高く、安定感がある副審という印象です。
女性特有の騒動は今後もあるかもしれませんが、その能力で黙らせていただきたいところですね。

そういえば主審はやらないのでしょうかね。個人的にはラフプレーをしてきたエリック・ダイア―あたりにレッドカードを叩きつけてもらいたいのですが。

それではまた。
~おしまい~

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