24-25シーズン チェルシー全選手採点

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FW

コール・パーマー 6.4/37試合

チェルシーの大エース、しっかり及第点超え。

圧巻の前半4ゴールをはじめ、序盤は昨季に引き続き大爆発。

後半戦は失速し、ゴールから遠ざかってしまったが、それでもリーグ15得点、ECL決勝では見事な2A。

シーズン通してみれば十二分な活躍といって良いだろう。

ジョルジーニョ得点王時代(※7得点。全てPK)が懐かしい。

何でもできる選手が故に、ゲームメイクを任せすぎてしまった感があり、中盤深い位置まで降りるのは戦術側で制約をかけるべきだった。

まあそれでエンソの得点力が上がった面もあるのだが。

疲労からか持ち味の柔らかなタッチや落ち着いたフィニッシュが乱れることも多かったので、来季はもう少しゆとりを持たせよう。

ペドロ・ネト 6.2/35試合

スぺ体質とは何だったのか。

フルシーズン、90分中、ピッチの上下左右をとにかく走り抜いた。

得意の右サイドはマドゥエケがファーストチョイスだったことで、序盤戦は左での起用がメイン。

試合を経るごとにムラの少ないネトの存在感が高まり、マドゥエケと位置を入れ替えることに。

左のネトが100、右のマドゥエケも100とすると、右のネトが150、左のマドゥエケが80でトータル上回るという感じ。

試合出場の序列は変わらなかったが、優先的に生かしたいWGの序列で上回った。

ゴールこそプレミアでは4つと物足りない印象もあるが、アーセナル戦やフラム戦など、ここ一番でチームを救う貴重な得点だった。

6バックかと思えるほど自陣深くまで守備に戻る、その献身性も素晴らしい。

ジャクソン不在時の代役として最前線を務めることもあり、1トップ代役候補たちの中では一番よく頑張っていた。

今季最も期待された新戦力、十分な活躍だった。

ノニ・マドゥエケ 6.1/32試合

愛してやまないウォルバーハンプトンでのハットトリックが序盤戦のハイライト。

それがシーズンのハイライトにもなってしまったけれど。

相変わらず試合中の波はあるが、マレスカにマジの苦言を呈され、一時期に比べれば改善された気はする

一点取ったら気を抜くタイプって本当にFWなのか。

戦術上SBの助けを借りられないチェルシーにおいて、単騎でゴリゴリ破っていけるマドゥエケは貴重な存在だった。

1点で満足しちゃうとは言え、今季は得点力に磨きがかかったのも大きな収穫。

終盤戦では意外な左サイド適性を見せ、新境地も開拓。

来季はライバル多数となりそうなだけに、左でも生きる道を見つけられたのはチェルシーでのキャリア的にもかなりの分岐点だったのでは?

ちゃんと毎年成長しているので、見守りがいのある選手だ。

ミハイロ・ムドリク 5.6/7試合

何とも不遇な日々を過ごす。

新監督の元、心機一転を図った今季、滑り出しはそこまで悪くなかった。

リーグ戦では微妙だったものの、格下相手のECLでは強烈なミドルを沈めるなど、チェルシーに来てから最も良い時間を過ごしていた。

それだけにドーピング問題でシーズンエンドは何とも悲しい。

あれからチームの歯車が狂った感もある。

再検査の結果が気になるところだが、いつ公表されるのだろうか。

ECL決勝の会場には姿を現していたが、来季はピッチで見たい。

ジェイドン・サンチョ 6.0/31試合

マンチェスター・ユナイテッドから今夏ローンで加入。

指揮官との対立や素行不良、遅刻魔という話ばかりだったため、ジョアン・フェリックスと合わせてロンドンヨットスクールが開校したかと思われた。

結局懸念されていたような素行問題が報じられることはなく、普通にクリエイティブなWGとして奮闘。

加入直後はアシストを量産し、すぐにチームにフィットした。

徐々にトーンダウンしていった感は否めないものの、特にムドリク離脱後は唯一の本職左WGとして出場を重ねる。

給与が原因で、格安の買取義務を違約金で拒否するという裏技オプションが出ている。

このオーナー、ルールの裏を突くのが得意すぎる。

得点力に課題があるとはいえ、このレベルのフィットしたWGを取るのは難しい。

何とか折り合いをつけて残してほしいものである。

タリク・ジョージ 6.0/8試合

アチェンポン同様、手元で育てられた若手プレーヤー。

なんかこの手のサイドアタッカーは3年に1人くらい出てきている気がする。

ECLとプレミアでそれぞれ1ゴールずつ記録し、特にリーグ戦でのゴールは貴重な同点弾だった。

WGはまあまあ手駒があっただけに、1トップで出る試合も多かった。

ただスピードはともかくフィジカルで勝てないのは致し方なし。

もう少し線を太くする必要はありそう。

ニコラス・ジャクソン 6.2/30試合

昨季の14得点に引き続き、今季もしっかり二桁得点を記録。

課題だった1vs1での決定力が大きく改善され、今季はフィニッシャーとして大きく成長。

得意と言えるほどではないが、エリア内での動きも上手くなってきた。

ゴール以外での貢献度も高く、しなやかなポストプレーとデリバリーはチームの根幹。

不在時は戦い方が根本から変わるほど、重要なタスクを担っていた。

ただケガで不在になるのは仕方ないが、ラフプレーで出場停止は勘弁してほしい。

チェルシーでのキャリアが終わりかねない愚行を36節にかましたが、仲間の頑張りで許された感がある。

精神面での成熟は半永久的な課題になりつつあるが、そろそろこっちも成長してくれ。

クリストファー・エンクンク 5.8/27試合

ブンデスリーガ産はダメかもしれない。

負傷でほとんどの期間を調整に使わざるを得なかった昨季とは異なり、今季はさらなるフィットと主力化が期待された。

結果は放出候補筆頭である。

1トップとしては収める力が、サイドプレーヤーとしてはスピードが、トップ下としては創造性がと、秀でた武器のなさはどうすればいいのか。

科目合格が出来ず、結局どこでも使えない選手に。

最大の持ち味である決定力でチームを救う場面もあったが、これもシーズンを経るに従い落ち込んでいった。

チーム戦術的に適正ポジションがないのもあるが、不慣れなポジションでも最低限これくらいは、というラインも越えられなかった印象が強い。

ECLの格下爆撃機としては良かったが、期待度を考えると残念なシーズン。

エキティケ獲得報道にビビる要因である。

マルク・ギウ ー

ラ・マシア育ちらしくない、今夏加入の正統派CF。

19歳でトップチーム残留を果たしたのは、チーム事情もあるがポテンシャルとその貪欲な姿勢ゆえ。

前からのプレスを厭わず、GKまで追いかける姿は頼もしい。

ジャクソンが絶対的なリーグ戦では出番がほとんどなかったが、ECLでは6ゴールの活躍を見せた。

それだけにジャクソンが負傷したのと同じタイミングで、自身も負傷してしまったのは本当に不運だった。

格下相手には十二分にやれる選手だが、来季はあんまりその機会がなさそう。

二部で研鑽を積むのも道かもしれない。

マティス・アムグ ー

今冬サンテティエンヌから新加入。

即ローンかなと思いきやECLにも出て、リーグ戦も一瞬だけ出場。

来季はローンですかね

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