24-25 第36節 ニューカッスルvsチェルシー(A)選手採点

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はじめに

駆け抜けろ

得点者

ニューカッスル 2-0 チェルシー

得点:前半2分 サンドロ・トナーリ、後半45分 ブルーノ・ギマランイス (ニューカッスル)

Newcastle 2-0 Chelsea | HIGHLIGHTS | Premier League 2024/25
PL Matchday 36 - Highlights of Chelsea's 2-0 Premier League defeat against Newcastle United at St James' Park. Subscribe to our channel here: #Chelsea #Che...

試合前

前節リバプールを破り、CL圏内を死守したチェルシー。

既に優勝を決めていたリバプールはターンオーバーを実施。

またモチベーションでも差があったことは想像に難くないが、強敵相手の勝点3は非常に大きい。

ECLでも2ndレグをしっかりと勝切り、ベティスとの決勝に歩を進めた。

リーグ戦は残り3つ、今節はCL権争い直接のライバルである、ニューカッスルと相まみえる。

勝点、得失点ともに同じという状況で、勝てば大きく5位以内が見えてくる一方、負ければ圏外転落もある一戦。

まさに天王山である。

ここ最近は好調だったニューカッスルだが、前節はブライトンに引き分けて足踏み。

チェルシーにとっては鬼門のセントジェームズパークだが、何とか勝利を掴みたい。

チェルシーのスタメンは前節と全く同じ。

ECLでもターンオーバーできたことが奏功し、最良のスカッドを揃えられた。

モイセス・カイセド、ロメオ・ラヴィア、エンソ・フェルナンデスで構成される中盤には、今日も試合の支配を期待したい。

また前節ようやく得点が戻ってきたコール・パーマーにも注目だ。

現状のベストメンバーでCL権の天王山に臨む。

選手採点

GK

ロベルト・サンチェス 5.5

開始早々に失点するが、GKの責任は薄い。

ダメ押しとなったギマランイスのミドルも、ディフレクションがあり不運だった。

セービングや飛び出しは悪くなかったと言えるだろう。

足元に関しては一つあった危険なミスも含め、簡単に相手に渡してしまっていた。

受け手が多くなかったのもあるが、せめてタッチラインを割らないくらいはしてもらいたい。

次節以降はより攻められる展開が続くはず。

頑張ってほしい。

DF

レヴィ・コルウィル 6.0

バーンズとイサクのスピードのある攻撃陣と相対する。

開始直後は面食らったか、裏を度々突かれる。

それでも徐々にアジャストすると、後半はギリギリの対応で終盤まで追加点を許さず。

よく体を張った。

終盤は前線に上がったが、効果的なボールは訪れず。

奮戦は報われなかった。

トレヴォ・チャロバー 6.0

リーグ最高クラスのCFになったイサクとマッチアップ。

体のぶつけ合いを挑むが、相手の柔軟さに苦戦。

それでも勇気を持ったキープを見せ、マイボールの時間を長く保つ。

後半からはコルウィルとポジションを入れ替え、左に入る。

カバー範囲が広くなった時間も何とか耐え抜いた。

戦術の都合上、後半途中でピッチを去ったが、次節も出るだろう。

マルク・ククレジャ 6.5

3バックを採用してきたニューカッスルに対し、2人を見ないといけない時間が続く。

自身のサイドから崩される格好にはなったが、さすがに気の毒だった。

守勢を強いられた前半を終え、数的不利となった後半はさらに苦しくなるかと思いきや、逆に気合を入ったか。

マドゥエケが交代し、左サイドを一人でやり切る必要が出たが、それでも精力的な動きで牽引。

惜しいシュートを放つなど、攻撃面でも可能性を見せた。

本当によく頑張った。

MF

モイセス・カイセド 6.5

この日も右SBで出場。

ゴードン相手にも守備で質の優位を発揮していたが、ボールを保持する時間が少なかったこともあり、位置的な優位は出せず。

10人となった後は中盤に戻り、その推進力をいかんなく発揮。

数的不利の中でチームを支え、守備から前進まで全てのタスクをこなす。

1人くらいいなくても、カイセドが同数くらいにしていた。

敵のバランスに優れる中盤、スピードを誇る前線を1人で止めきった。

ロメオ・ラヴィア 5.5

痛恨のロストで失点に絡んでしまう。

開始早々だっただけに、もう少しセーフティにプレーしても良かった。

その後も前に出た隙を突かれ、自身の周りを使われる場面が目立った。

後半からはカイセドの隣でギアを上げ、プレス回避や球際の戦いに挑む。

徐々にパフォーマンスを上げていただけに、失点シーンが悔やまれる。

後半途中でベンチに下がる。

エンソ・フェルナンデス 6.0

固いブロックを敷く相手に持ち味を出し切れず。

エリアに入るプレーも入れるプレーも制限された。

後半からはCF不在の中、エリア内にトライする回数を増やし、運動量で懸命に厚みを持たせる。

タイプ的に仕方ないが、エンソに入った時にややスピードが落ちるのが気になった。

熱くなるシーンもあり、退場も懸念されたがそこは堪えた。

FW

コール・パーマー 6.0

得点を取り戻したエースはこの日も先発。

それでも惜しいシュートを放つ場面はあったが、整備された守備を前に中々ボールを引き出せない時間が続いた。

ジャクソン退場後は0トップに入った。

後半の方がむしろ効果的に受けられるようになり、バイタルで持てるようにもなった。

何とかしようという気概は見えたが、最後のタッチが乱れる。

今日はさておき、徐々にポジションが下がってきてしまうのはチームとして制限をかけた方が良さそう。

ノニ・マドゥエケ 6.0

今節も再び左で出場。

いよいよ板についてきた感があるが、この試合は外に追いやってくる相手に苦戦。

得意の仕掛けを見せる回数は限られた。

それでもネトへ惜しいボールを供給するなど見せ場を作ったが、チーム事情もあり前半のみで交代。

次節頑張ってほしい。

ペドロ・ネト 6.5

強みのスピードを生かした突破でこの試合最大の突破口となる。

数的不利になった後も、単騎での突破を何度も試み、チームに勢いをもたらす。

ダン・バーンはもちろん、リヴラメントでも止められないプレー。

自陣深くまで戻りながら敵陣深くまで突破。

本当に頭が下がる。

最後まで頑張っただけに、何かしらの数字はつけて上げたかった。

ニコラス・ジャクソン 4.0

擁護できない退場。

相手を確認したうえでの肘うちと、印象も悪く、事故でもない。

それまでほとんどボールに触れずフラストレーションがたまっていたのかもしれないが、そんなことは理由にならない。

次節以降も出場停止。

あまりにも軽率なプレーだった。

交代選手

リース・ジェームズ 6.0

ジャクソンの退場を受け後半頭から出場。

右SBの位置に入り、後半途中からは中盤に入った。

ギリギリの部分はありながら、身体の強さを活かして敵WGを封じる。

出来ることならば得意のキックで局面を打開したかったところ。

最終盤はゴール前にも飛び込み執念を見せる。

キャプテンとして、残り2試合はフル稼働を期待したい。

ジェイドン・サンチョ 5.5

後半途中出場。

左のWGに入り、エリア内で仕掛けを見せる。

足技はさすがだっただけに、もう少しシュートの意欲は見せて良かったのではないか。

ギマランイスが打ち切る姿勢で追加点を奪ったのを見るとなおさらである。

相手を翻弄できるテクニックはもう十分わかったので、得点に絡んで欲しい。

次節はレンタル元との試合のため不在。

最終戦での活躍に期待したい。

マロ・グスト 5.5

3CBの右に入る。

相変わらず便利屋のように使われている。

慣れないポジションながら何とかこなしていた。

惜しいクロスを送るシーンもあり、フォーメーションの都合がありつつも、攻撃面で出来ることはやった。

一方で最後を詰めきれず、ギマランイスに痛恨の被弾。

ディフレクションは不運だったが、もう一歩の差と言うべきか。

監督

エンツォ・マレスカ 6.0

ガッツリとハメに来たニューカッスルに先手を取られる。

修正が間に合わないまま時間が過ぎ、ジャクソンの退場で万事休すと思われた。

それでも後半にジェームズを投入し流れを掴むと、不利な状況ながらチャンスも作った。

フォーメーションの変更もハマり、カイセドに大いに頼ったとは言え10人の状況を感じさせないほどだった。

諦めない姿勢は見せたと言っていいだろう。

ただこれができるなら、11人で見たかったというのが本音だ。

終わりに

ジャクソン、キャリアが終わってもおかしくないぞ。

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