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23-24 第27節 vsブレントフォード(A)選手採点

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はじめに

「最近勝てていないチーム」とか「主力に負傷者が続出」みたいな相手ほど怖いものはない

得点者

ブレントフォード 2-1 チェルシー

得点:後半5分 マッズ・ラスムッセン、ヨアネ・ビッセ(ブレントフォード)/前半35分 ニコラス・ジャクソン、後半38分 アクセル・ディサシ(チェルシー)

試合前

この試合の一週間前に行われたカラバオ杯決勝は120分の激闘の末リバプールに敗戦。

双方怪我人が多い中での死闘。

タイトルを得られずに終わったチェルシーにはあまりにも肉体的・精神的負荷の高い試合になった。

重い体を抱えたままのFA杯でも2部のリーズに苦戦を強いられる。

嫌な記憶がよぎる中、ギャラガーが終了間際に右足を振り抜き、何とか勝ち上がりを決めた。

疲労の色が濃い中で、リーグ戦が再開。

苦手ブレントフォードとアウェーで相まみえることになった。

バックラインにはやや怪我人が戻りつつあり、チアゴ・シウバやマルク・ククレジャがベンチに帰ってきた。

ポチェッティーノはこの試合の布陣に3バックをチョイス。

トレヴォ・チャロバーを真ん中に置き、アクセル・ディサシとレヴィ・コルウィルが左右のCBに入った。

中盤は代えの効かない3枚を継続起用。

エンソ・フェルナンデス、モイセス・カイセド、コナー・ギャラガーが構成し、同じく代替不能なコール・パーマーもスタメン入り。

対するブレントフォードも怪我人が多く、イージーな失点を重ねている

特に守備陣に離脱が多く、ピノックやベン・ミーといった主力CBが不在。

リーグ戦では三連敗中と、チェルシーに負けず劣らずの危険域だ。

一方でFWではイヴァン・トニーが好調を維持しており、得点力は悪くない。

双方勝点3がほしいのは間違いない。

チェルシーとしては16位に沈むブレントフォード相手に、しっかりと勝点3を求めたい一戦となる。

試合内容

試合は開始からチェルシーがボールを握る。

中盤に人数をかけているだけあり、ボールは回せる時間が続く。

一方で3バックで対応するブレントフォードも同数で対応しているため、踏み込めない展開が続く。

WG不在の中でより欠かせないプレーヤーであるコール・パーマーを起点とするが、エンソ・フェルナンデスのチャンスは得点に至らず。

対するブレントフォードはチェルシーが苦手とするクロスからイヴァン・トニーがシュートを狙った。

相手を引き出したいチェルシーはGkのペトロビッチから展開を見せる。

グストが無理を効かせて右を破りジャクソンがエリア内に侵入するが、ボール処理を誤ってしまう。

ブレントフォードもすぐさまイッサがエリア内でフィニッシュを狙うが、得点には繋がらなかった。

チェルシーに最大の決定機が訪れたのは30分近くになってから。

エンソ・フェルナンデスの絶妙なパスにジャクソンが抜けるが、キーパーを外しながら最後のシュートはDFにブロックされた。

決定機を逃したジャクソンだったが、直後に汚名返上の一撃を叩き込む。

日に日に存在感を増すマロ・グストが高精度の浮き球のクロスを供給。

走り込んだジャクソンがヘディングで沈め、大きな先制点を奪った。

直後にはエンソのパスからチルウェルやジャクソンが再度の好機を迎えるが、追加点には至らなかった。

1点差は許容範囲か、ブレントフォードはあまりギアを変えてくることはなく、その後もチェルシーがボールを握る。

前半はそのままチェルシーがリードを保ち、HTに入った。

後半は勢いを持って入ったのはホームチーム。

深くに攻め込み、ロングスローを繰り出す。

アバウトな展開に持ち込むことに成功したブレントフォード。

同点弾はその流れから、ディサシとペトロビッチが中途半端な対応でクリアを誤ると、ラスムッセンが叩き込んだ。

嵩にかかるブレントフォードは立て続けにチャンス。

ビルドアップでのミスを突きショートカウンターを放つが、ポストがチェルシーを救った。

テンションの変わった試合についていけないチェルシーも徐々に返していくが、有効なシュートには繋がらない。

前掛かりな相手をマロ・グストがひっくり返し、パーマーにビッグチャンスが訪れるが、枠を捉えきれない。

前半とは大きく異なりトランジションが激しくなる。

その流れを得意とするブレントフォードはとうとう逆転ゴールを奪う。

左サイドのクロスがエリア内にこぼれると、最後はアクロバティックなシュートをビッセが叩き込んだ。

明らかに中盤が戻れていないチェルシーはFA杯で得点を奪ったムドリクを投入。

ブレントフォードのクロスに全く対応できないチェルシーはさらにレギロンにも決定機を与えてしまうが、これもポストに救われた。

精彩を欠いたコルウィルを下げてスターリングを投入し、攻撃に振り切るチェルシー。

積極的な姿勢が報われたのは83分。

最初の失点に絡んだディサシがセットプレーからパーマーのクロスを豪快に叩き込み、試合を振り出しに戻した。

アシストしたパーマーを軸に勝ち越しを目指すチェルシー。

ムドリク、スターリングもスピードを見せるが、人数をかけるブレントフォードを崩せない。

最後まで勝ち越しゴールを目指したが、結局崩しきれずに試合は終了。

2-2のドローで勝点1を分け合った。

選手採点

GK

ジョルジェ・ペトロビッチ 5.5

クロスに課題を抱えるチームは、今節も二失点を喫した。

一失点目では、大きな責任があるとは言えないものの、ディサシとのコミュニケーションがとれなかったか、こぼれ球を押し込まれた。

基本的に堅実なセービングを見せているが、ここまでクロス対応が苦手なチームにはもう少し空中戦でも貢献を求めたい。

本分ではないのかもしれないが、、、

DF

アクセル・ディサシ 6.0

3バックではこれまで中央の起用が多かったが、今節は右で登場。

フィジカルの強さが求められると目された一戦で、前半はまずまずのプレー。

ところが後半は不用意な見切りで同点のゴールをあっさりと許してしまった。

その後もクロス対応を見誤るシーンが多く、守備の安定を取り戻せず。

尻すぼみの試合は最終盤で気迫のゴールを叩き込んだ点を高く評価し、及第点としてよいだろう

レヴィ・コルウィル 5.0

適性が高いと思われた左CBだったが、守備強度の低さを露呈する形に。

ロングボールやクロス処理の多くが曖昧で、フィジカル的にも後手を踏んだ。

得意とするビルドアップでも効果的な配球ができず、守備の穴として目立つのみにとどまった。

攻撃を加速するために途中交代となったのも致し方なし。

トレヴォ・チャロバー 5.5

ユーティリティさを活かし、3バックの中央に陣取る。

カバーエリアを広く取り、意表をついた持ち出しなど、器用さを感じさせるプレーを随所に見せた。

とはいえ課題である身体のぶつけ合いやエアバトルでは後手を踏む。

再三のクロスに慌てた点は評価し難い。

マロ・グスト 6.5

凄まじい成長速度。

苦手だった浮き球のクロスでジャクソンのゴールをアシストし、新たな武器を体得していることを示す。

ビルドアップでの貢献度も高く、万能が過ぎる。

強いて言えば、クロス対応でボールウォッチャーになる癖があり、レギロンにチャンスを与えてしまった。

ただしそれを差し引いても最後ファイトする姿勢は今のチェルシーの大きな希望で、当たり補強であることは間違いない。

ベン・チルウェル 5.5

得意とする左WBで出場。

らしい攻撃参加は数えるほどしかなく、シュートを枠に飛ばすこともできなかった。

前が溜めを作るWGでなかったことや、コルウィルとの連携の悪さもあったが、それでも主将としてもう一つ上のプレーを求めたい。

連戦の疲労もあったか、身体もどこか重かった印象。

後半は左CBのような位置にポジションを下げたが、火力不足のチームにはこのオプションの検討度合いもあげなければいけないか。

MF

モイセス・カイセド 6.5

連戦に次ぐ連戦。

わずかにパスミスはあったが、プレスを浴びがちなアンカーで高いクオリティを披露。

ハイパフォーマンスを継続している。

最後まで走りきり、ゴール前でチームを救う見事なタックルを披露するシーンも。

いつか壊れてしまいそうなのが不安。

エンソ・フェルナンデス 6.5

ボールを握った前半はらしさ前回のパスを見せる。

これまではゲームメイクに終止している印象だったが、この試合ではよりエリア内へのパスも増加。

ジャクソンのミスでアシストが消えたのは不運。

後半はガス欠も有り、足が止まりがちに。

途中交代となったが、彼の責任というより押し付け過ぎなベンチワークに問題がある。

コナー・ギャラガー 5.5

鉄人ギャラガーも引き続き先発。

リーズ戦やクリスタル・パレス戦のようなシュートセンスを見せたかったが、この試合ではシミュレーション以外に敵陣内での存在感は薄かった。

5バックに近い3バックだったため、攻撃にもう少し比重をかけたかった。

スタメンを埋めてくれているだけで感謝ではあるのだが。

FW

コール・パーマー 6.5

スペースのない前半はあまり効果的に絡めなかったが、ビハインドの後半に一段ギアを上げた印象。

日差しに苦慮する相手GKを冷静に攻め立て、積極果敢に左足を振り続ける。

決定機のミスは珍しかったが、ショートコーナーから技アリのクロスでアシストを記録し、これで今季は7アシスト目。

チームに勝点をもたらすエースとしての風格が出てきている。

ニコラス・ジャクソン 6.5

決定機を外す失態はあったが、直後にヘディングで先制点を記録。

自身でしっかりと取り返し、試合展開としても大きな先制点となった。

一方でなかなかそれ以外のシーンでは満足とは言い難い出来。

それでも得点を奪ったFWに対し、及第点以下とするほどのものではない。

交代選手

ミハイロ・ムドリク 5.5

リーズ戦でのスコアラーはベンチスタート。

流れを変えるべくカンフル剤として投入されるが、一度良いランニングがあった以外はほぼ見せ場なし。

なかなかスピードを生かしたプレーは見せられなかった。

活躍の機会やポジションが限定的な現状は早急に改善しなければならない

ラヒーム・スターリング 5.5

攻撃に振り切るため、左WBとして仕掛けを担う。

何度か縦への突破を狙うが、ブレントフォードの人数をかけた守備の前に、有効打は当てられず。

最後まで果敢に仕掛けたが、ゴールラインを割ったところで無情にも終了の笛。

姿勢は悪くなかったが、結果には結び付けられなかった。

監督

マウリシオ・ポチェッティーノ 5.5

どこかに油断があったか。

虎視眈々と後半に準備をしていた相手に対し、どこかふわりと入ってしまった印象。

この試合だけでなく、シーズン通じて甘さが目立ち、改善には至っていない。

もちろん中にいる選手にも責任はあるが、手綱を締めるのも監督の仕事。

交代策も上手くハマらず、不調の相手に勝点を落とす。

終わりに

負け、勝ち、引き分け。

忙しい一週間。

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