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23-24 第38節 vsボーンマス(H)選手採点

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はじめに

御大を下げる余裕はありません

得点者

チェルシー 2-1 ボーンマス

得点:前半17分 モイセス・カイセド、後半3分 ラヒーム・スターリング(チェルシー)/後半4分 オウンゴール(ボーンマス)

試合前

怪我から復帰したエンクンク、グストらの活躍でリーグ戦4連勝を果たしたチェルシー。

一時は二桁に甘んじていた順位もじわじわと伸ばし、ついに6位に浮上した。

泣いても笑っても、これで今季のチェルシーはラストマッチ。

色々なことがあった今シーズンも、このボーンマス戦で締めくくりとなる。

絶望的な状況から這い上がり、他力とは言え5位まで見れるようになったのは評価して良いか。

来季のヨーロッパコンペティションはFA杯の結果にもよるため、今節で判断はできないものの、一方でそんな期待を持てるようになっただけでも望外の喜びでもある。

リーグ最終盤までELを狙うチェルシーはけが人の復帰も好材料。

前節決勝点のエンクンクをはじめ、違いをもたらせる選手が帰ってきた。

それだけに報復行為で退場となった主将、リース・ジェームズの愚行っぷりは計り知れない。

今節はおろか、来季にまで出場停止が及んでいる。

既に退団を表明しているのはCBのチアゴ・シウバ。

御大の異名で親しまれる大ベテランはまだまだ欧州トップクラスの実力者ながら、母国フルミネンセへ復帰する。

チェルシーのプレーヤーとしては最後の試合を迎える。

もちろんまだ決まっていないというだけで、ここにいる面々のうち、何人が来季も残っているかはわからない。

見納めになる選手達もいることを考えると、しっかりとその活躍を目に焼き付けたい。

先発はそのチアゴ・シウバを含め、バックラインには好調のククレジャ、右にはトレヴォ・チャロバーが名を連ねた。

もはや鉄板となった中盤の3枚は最終節まで出ずっぱりで、カイセドとギャラガーが並び、パーマーがトップ下に入る。

ミハイロ・ムドリクが早めのシーズン終了となった攻撃陣には、エンクンクではなくスターリングが加わった。

対するボーンマスは早々に残留を決めて以後、やや失速気味。

エースのドミニク・ソランケもチェルシーを古巣とする選手で、今季は躍動のシーズンを送っている。

来季を見据えてか、ソランケもエンクンク同様、ベンチからスーパーサブとして投入を睨む。

今季の集大成となる一戦。

感情面だけでなく、欧州カップ戦の出場権のためにも、勝利で終わりたい。

試合内容

エモーショナルな雰囲気で迎えた最終節。

いきなりジャクソンが、続けてパーマーが惜しい左足を放つなど、ホームチームが良い入り。

対するボーンマスも持ち前のプレスをはめ、ショートカウンターを狙う。

前に出るチェルシーはキレのあるスターリングがエリア内で倒されるが、アンソニー・テイラーの笛はならなかった。

チェルシー優位で進む中、スコアはスーパーゴールで動く。

ボーンマスのプレスをかいくぐりスターリングが裏抜けを狙うが、ネトが果敢な飛び出しでカット。

相手GKの好プレーにチャンスが潰えたかに思えたが、こぼれを拾ったカイセドがハーフウェーライン付近から超ロングシュート。

長距離キックを無人のゴールにドンピシャで収め、チェルシーでの最初の得点をとてつもないゴールで決めた。

直後には再びそのカイセドの正確なキックからパーマーが抜けるが、ジャクソンへの折り返しは合わず。

その後ククレジャにセメーニョが投げ飛ばされるシーンがあったが、テイラーはここでも二人にイエローとスタンフォードブリッジのブーイングを誘う判定。

スターリングがループシュートを打つなどボーンマスの裏を返す攻撃を繰り出すチェルシー。

守備ではチアゴ・シウバが円熟のプレーでピンチの芽を摘んでいく。

広大なスペースにスピードのあるアタッカーが仕掛けていくが、ラストの精度を欠き追加点には至らない。

ボーンマスも負けじと裏を突くが、チャロバーが好守備で失点を防いだ。

オープンな展開になる中で双方がゴールに迫るが、得点は生まれず。

チェルシーの1点リードで前半を終えた。

後半立ち上がりは前半の流れを引き継ぐがごとく、激しい展開になる。

開始直後はボーンマスにチャンスも、すぐにスターリングが個人技を魅せる。

最後は自ら左足でやり切り、ネトの股を超えたシュートでネットを揺らした。

楽勝ムードになるかと思いきや、すぐにアウェーチームが取り返す。

ユナルのシュートは枠をそれていたようにも見えたが、バディアシルの足に当たったボールがネットを揺らす形になり2‐1。

後半開始から両チームが得点をあげ、試合は一気に動く。

その後もゴール前のシーンがお互いに続き、次の1点を狙いに行く。

追撃のゴールで勢いに乗るボーンマスは、この時間帯でソランケを投入。

対するチェルシーはスーパーゴールのカイセドが座り込んだタイミングで3枚替えを敢行し、流れを取り戻しにかかる。

エンクンク、グスト、ウゴチュクが加わったチェルシーはいきなりそのエンクンクが惜しいヘッド。

5バック気味の構成に組み替えたチェルシーに対し、ソランケをシンプルに狙う攻撃が光るボーンマス。

そのソランケは囲まれながら強烈な右足を振るが、これはわずかに枠を外れた。

チェルシーは再びエンクンクに好機が訪れたが、ジャクソンからの落としに振った右足はネトが抑える。

チアゴ・シウバを下げる余裕は残念ながら見つからないチェルシー。

後半終盤にはよりボーンマスが押し込むが、ミドルはペトロビッチの好セーブで難を逃れる。

さらに終了間際にはカウンターからソランケにビッグチャンスが訪れるが、元チェルシーのCFは枠をとらえきれず、天を仰いだ。

最後まで身体を投げ出したペトロビッチとギャラガーの粘り勝ちだった。

冷や汗をかきながらも1点のリードを守り切ったチェルシー。

23‐24シーズンは5連勝で締めくくり。

勝点を60にまで積み上げ、6位でシーズンを終えた。

選手採点

GK

ジョルジェ・ペトロビッチ 6.5

ハイプレスを仕掛ける相手にも落ち着いたビルドアップで、時には最後尾から起点になるシーンも。

1点は失ったものの、OGではさすがに責められないか。

後半終了間際には強烈なミドルを横っ飛びで防ぎ、至近距離からのシュートもしっかりとブロック。

相手のシュートがことごとく枠を外れる幸運もあったが、そこまで含めてもっているGKということで。

今季は2ndGKとして迎えたシーズンだったが、今日も含め出来は及第点以上。

来季は横一線、あるいは1stに近い位置からと見ていいだろう。

DF

チアゴ・シウバ 6.0

チェルシーでのラストダンスは、いつも通りの素晴らしいプレー。

途中で交代して拍手を、、、などということは出来ず、最後の最後までおんぶにだっこであった。

年齢の概念を何度も問わせてくれた39歳。

まだまだ欧州トップクラスでやれる実力を存分に見せ、後進に後を託した。

お元気で。

ブノワ・バディアシル 6.0

痛恨のOGはあったものの、それ以外はよく踏ん張ったと言えるか。

長身を生かし、空中戦でも存在感。

左足からの好機の演出も見せ、機を見てゴール前まで駆け上がるなど、積極性を見せるシーンも。

チアゴ・シウバの隣で多くを学んだCBの一人であるだけに、来季はもっと頼りがいのある姿に期待したい。

トレヴォ・チャロバー 6.5

右SBも板につき、積極果敢な攻撃参加も出来るようになってきた。

守備では少し危ういシーンもあったものの、見事なブロックやスライディングタックルも目立った。

押し込まれる展開ながら1vs1で粘りの守備を見せ、最少失点での逃げ切りに貢献。

後半途中からはバディアシルとチアゴ・シウバを挟み3バックを形成。

最後のレクチャーを受けながら勝点3を守り切る。

マルク・ククレジャ 6.5

中盤とサイドで球際の強さを発揮する。

失点シーンこそ振り切られる格好にはなったが、まあ枠外に飛んでいたシュートがOGになってしまったのはちょっと不運。

アンソニー・テイラーとの相性が極めて悪いのか、可哀想な判定ばかりでとても不憫だった。

器用さとダイナミックさを併せ持つ彼の中盤起用はこの日も当たり、デュエルを制しボールを前進させた。

間違いなく、5連勝最大の立役者だ。

MF

モイセス・カイセド 7.5

ここ最近はスーパーぶりに磨きがかかっていたが、この日はさらに超絶ゴールまで記録。

奪取と展開の双方が素晴らしく、さらにシュートまで完璧となれば非の打ち所がない。

圧巻の出来で今日も今日とてMOM級のプレー。

それだけに負傷らしき交代は不安である。

今や移籍金への疑義はなく、ワールドクラスのMFなのは間違いない。

コナー・ギャラガー 7.0

青きダイナモはこの日も縦横無尽に駆けた。

相手のハイプレスにやや苦戦していたが、先制点も彼のプレッシャーから。

周りの運動量が落ちた後半はさらに輝きを増した。

後半ATまで身体を投げ出し、最後は決定機を懸命のブロック。

どう考えても出していい選手ではない、と言い続けているが、それを毎節証明している。

来季もまたスタンフォードブリッジで会いたい。

コール・パーマー 6.0

相当相手にも警戒されていたか、この日はかなりタイトに着かれた。

それでもエリア近辺で持った時の迫力は随一で、得意の左を囮に使い、周りとの連動で崩しにかかる。

激しいマークの中でもスターリングの得点の起点となり、きっちりとゴールに絡むのはさすが。

積み上げたアシストは今季11個目。

交代時には万雷の拍手を浴び、飛躍のシーズンを締めくくる。

FW

ラヒーム・スターリング 7.0

序盤からキレを見せ、キープや抜け出しで常に相手の脅威に。

前半は多くのチャンスに絡んだものの、自身での得点には結びつかず。

その鬱憤を晴らすかの如く、後半は見事な単独でのゴールを記録し、最終節で序盤戦のキレを取り戻した模様。

去就が騒がれるプレーヤーの1人ではあるが、残留でも移籍でも、少なくとも引取はあるであろうハイパフォーマンスでシーズンを終える。

ノニ・マドゥエケ 6.0

鋭い仕掛けを得意とするWGも警戒されていたプレーヤーの一人。

常に2人と対面する中、突破の機会は限られた。

それでも高いキープ力がこの試合では光り、前向きの選手に上手く預けた。

単騎突破だけでなく、周りを上手く使えるようにもなってきており、視野も広くなった印象。

後半途中交代にはなったが、攻守でしっかりとタスクを果たした。

ニコラス・ジャクソン 6.0

最前線の起点としても、ラストパスの出し手としても機能。

ボールキープと抜け出しは文句なしで、よく走らせ、走らされた。

ラストの精度が高ければさらに結果が付いてくるのは間違いないが、試合を経るたびに成長していることも同じように認めたい。

この日は演出側に回り、ボーンマス守備陣を混乱に陥れる。

交代選手

クリストファー・エンクンク 6.0

前節は「想定より長すぎた」出場だったとのことで、今節は後半途中出場。

いきなり惜しいヘッドを放つなど、攻撃センスと得点への嗅覚で違いを見せる。

ジャクソンと好連携を見せ、お互いにいい距離感でチャンスメイク。

それだけに2度訪れた好機を仕留めきりたかったところではあるか。

マロ・グスト 6.0

コンディションの問題もあってか、右WBとして途中からの出場。

守備がメインのプレーヤーながら、高い位置にも顔を出し、ボールを上手く前進させる。

単独突破からシュートを放つなど、攻撃的な振る舞いも高評価に値する。

最後は時計の針も上手く進め、与えられた役割を遂行。

レスリー・ウゴチュク 6.0

カイセドの負傷により急遽途中出場。

さすがに交代相手と比較すると落ちてしまうのはもう仕方ないだろう。

それでも自らに課された仕事はしっかりとこなし、難しい試合へも上手く入った。

判断の部分では少し甘さも見えたが、緊急出場のプレーヤーとしては及第点と言って良いだろう。

チェザーレ・カザデイ ‐

監督

マウリシオ・ポチェッティーノ 6.5

受難のシーズンながら、最後は5連勝の6位でフィニッシュ。

二桁順位の時期が長かっただけに、誰もここまで来れるとは思っていなかった。

この日はボーンマスペースの時間も長かったが、個の力で打開し、3バックへの変更でゲームを落ち着かせにかかる。

交代選手たちもよく戦い勝点3をものにするなど、戦術面はさておきピープルマネジメントは評価できるのか。

進退は未定とのことだが、果たして。

FA杯の結果、来季出る欧州コンペティションの種類によりそうである。

終わりに

プレミアリーグを愛する全ての方へ。

今季もお疲れ様でした。

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