24-25 第37節 チェルシーvsマンチェスターユナイテッド(H)選手採点

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はじめに

1に結果、2に結果、3、4がなくて、5に結果。

得点者

チェルシー 1-0 マンチェスターユナイテッド

得点:後半25分 マルク・ククレジャ (チェルシー)

試合前

前節ニューカッスルに敗れたチェルシー。

CL権争いで崖っぷちに立たされ、背後には同勝点のアストン・ヴィラが迫る。

単なる敗戦よりも痛かったのはニコラス・ジャクソンの退場だ。

ニューカッスル戦では完全に不要なラフプレーでレッドカード。

残り2試合を待たずにシーズンエンドとなった。

シックスポインターを落としたのも痛いが、ジャクソン不在の試合で全く勝点を稼げなかったことを考慮すると、ここから2試合はさらなる正念場。

連勝すれば自力でのCL権獲得がほぼ確実という状態だが、この勝点6が非常に重いタスクになった。

今節はマンチェスターユナイテッドをホームに迎える。

今季大低迷のユナイテッドは現在17位。

ELを優先しているのもあるが、それでもまだ勝点40に届いていないのは”赤い悪魔”には許されないだろう。

この試合はEL決勝の1週間前ということもあり、ターンオーバーが見込まれる。

チェルシーが苦手とする相手だが、しっかりと勝点を稼ぎたいところだ。

チェルシーは前節からスタメンを少々変更。

トレヴォ・チャロバーに代わりトシン・アダラビオヨが久々の先発。

連戦回避のためかロメオ・ラヴィアはベンチスタートとなり、主将リース・ジェームズが本職の右SBに。

愚行のジャクソンの位置にはタリク・ジョージが入った。

選手採点

GK

ロベルト・サンチェス 6.0

ユナイテッドのシュートが少なかったこともあり、前半はほとんど見せ場がなかった。

セットプレーで危険なシーンはあったが、飛び出しも安定していた。

後半も枠内シュートを受けることは少なかったが、ディアロの左足は落ち着いてストップ。

ピンチの数が多くなく、この日は自ら作り出すものもなく。

ログインボーナスもなく済んだのは何より。

キック精度は相変わらずだが、まずはクリーンシートの達成が最重要だ。

DF

レヴィ・コルウィル 6.0

マンツーマンに近い状態で攻守に質をぶつけ合う。

フォーメーションのかみ合わせもあり、息苦しい受け方がこの試合では目立つことになった。

セットプレーの流れからマグワイアにネットを揺らされたが、オフサイドに救われた。

攻撃の方のセットプレーでも激しくやり合い、ホイルンドといちゃいちゃしていた。

スピードのあるディアロにはやや苦戦気味だったが、前に出る潰しで自由を奪う事のほうが多かった。

判断を間違えることなく、試合を上手く終わらせた。

トシン・アダラビオヨ 6.0

大事な一戦で先発出場。

起点を作ろうとするホイルンドと激しいバトルを繰り広げる。

体躯を生かして大柄な相手にも競り勝つ。

ビルドアップも卒なくこなし、安定感のあるプレー。

チャレンジが必要な展開でなかったのも事実だが、ミスなくやるのも大事。

コルウィルと共に納得の出来で、無失点のまま試合を終える。

マルク・ククレジャ 7.5

ユナイテッドの両翼に上手く対応。

守備ではマズラウィ相手ということもあり、前半はほぼ完封。

攻撃でも何度か高い位置を取り、得点を狙い続ける。

その姿勢が報われたのは後半で、値千金のヘッドで先制点を奪取。

サイドバックからサイドバック、チェルシーらしいゴールだった。

終盤まで走りきり、徐々にプレス位置が高くなったのも印象的。

チームを救う見事な活躍だった。

リース・ジェームズ 7.0

主将としてスタメンに復帰。

この日は中盤に入ることは少なく、ワイドに開く事が多かった。

らしいボレーを久々に放つが、これはポストに嫌われる。

前半終了間際に足を痛めた際は肝を冷やしたが、結局はフルで出ることが出来た。

71分には見事なターンから美しいクロスでククレジャの得点をアシスト。

中に置くよりも中に入れる方が輝く選手。

主将として、チームを勝利に導く活躍だ。

MF

モイセス・カイセド 7.0

ワンアンカーとして膨大なタスクを任される。

が、卓越した個人能力でなんとかしてしまう。

この日はラヴィアがおらず、エンソが降りてくることも少ない戦術だったため負担が集中。

それでも一人で攻撃も守備も状況を打破してしまう圧巻のプレー。

第37節を迎え、本ブログも完全に称賛のコメントが尽きている。

なんとか彼をCLに出させて。

エンソ・フェルナンデス 6.0

相手の司令塔であるブルーノ・フェルナンデスと激突。

エンソも球際の強さがある選手だが、前半は押し負けることも目立った。

完成されたMFではあるが、この日はややライバルに先手を取られた感がある。

途中からは徐々に持ち直し、また自己判断でかビルドアップのフォローも大きかった。

普段よりやや調子は落ちているようにも見えたが、よく最後まで走った。

彼もCLにいるべき選手、最終節まで走り切りたい。

FW

コール・パーマー 6.0

前回のホーム戦ではハットトリックを記録した相手。

この日も開始早々に決定的なパスを繰り出し、ファーストパンチを繰り出す。

ややタッチが合っていないのか、バイタル付近で失うシーンが散見されたのはもったいない。

本来の能力であれば、スルスルと突破したり、華麗なパスを見せてくれるような場面でロストしてしまった。

とはいえ決定機を作る能力は高く、オナナを強襲するシュートや、後半には再びマドゥエケに決定機を与えるなど随所で存在感。

最終節まで走り切ってもらいたい。

ノニ・マドゥエケ 6.0

パーマーからの決定機を仕留めきれず、もったいない入り。

ネトと同様にボールを受ける機会は少なかったが、受ければキレのあるプレーを見せた。

左サイドでの左利きらしく、縦への突破で何度もマズラウィを振り切った。

持っているものは良いだけに、決定力という課題は明白。

後半も絶好機を外してしまい、ダメ押しは叶わず。

彼が決めてくれれば相当楽になるのだが。

ペドロ・ネト 6.0

序盤はなかなかボールを受けられず、仕掛けの回数も少なかった。

時間の経過と共に1vs1が増えると、驚異的なスピードでドルグを千切る。

千切った後の右足のクロスはもう少し改善されると良かったが。

質的優位を保ちながら、数的不利な状態でも積極的に前に入るプレーを増やし、時間とスペースを確保。

幅を取る相手に対し、仕掛けられる事が価値になった。

試合のクローズを味方に託し、終盤に下がる。

タリク・ジョージ 5.5

ジャクソンの不在で先発の機会を得る。

意欲的なプレスは良かったが、なかなか攻撃面では良さが出せず。

後半はボールに絡む回数もやや増えた。

オナナを誘ってあわやPKというシーンもあったが、VARの前に取り消された。

屈強なCB陣相手にクオリティを出すことが出来ず、消える時間が長かった。

やむを得ないとは言え、タスクがやや重すぎた。

交代選手

ロメオ・ラヴィア 6.0

ショージに代わって途中出場。

先制していたこともあり、試合を終わらせる役目を担う。

カイセド、エンソと並んで締めにかかり、落ち着いたプレーを見せる。

おそらくスぺ体質を考慮しての連戦回避なのだろう、次戦以降も活躍に期待したい。

マロ・グスト ー

監督

エンツォ・マレスカ 6.0

ジャクソンを欠く中、ほぼマンマークで難敵と激突。

時間と共にボールを支配できるようになったが、マレスカの修正というより選手の慣れという感じなのが何とも言えない。

得点のアイデアを与えて試合に臨んだようにも見えず、ネトやマドゥエケの突破に頼りがちだった。

それでもRJの使い方やアダラバイヨの起用は成功したように見え、手駒が少ない中、人選面でやれることはやったか。

残り2試合。

初タイトルのかかるECL決勝とCL権をかけた最終節。

シーズンの全てを左右すると言っても良い2試合だ。

終わりに

全ては自分たちの手の中にある

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