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23-24 第35節 vsアストン・ヴィラ(A)選手採点

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はじめに

事実であっても言ってはいけないこともある

得点者

アストン・ヴィラ 2-2 チェルシー

得点:前半4分 オウンゴール、前半42分 モーガン・ロジャース(アストン・ヴィラ)/後半17分 ノニ・マドゥエケ、後半36分 コナー・ギャラガー (チェルシー)

試合前

コール・パーマーFCでないことを示す、と臨んだアーセナル戦。

その意気は開始5分と持たず、90分経つ頃には差は5点に。

惨敗でビッグロンドン・ダービーを落とし、自ら情けない個人頼みのチームであることを証明してしまった。

メンタルを抉るような大敗を喫しても、試合は待ってくれない。

今節も再び上位陣、4位につけるアストン・ヴィラとの一戦を迎える。

ウナイ・エメリのもと充実のシーズンを送るヴィラ。

今季はECLもありながら、リーグ戦ではCL権争いに絡んでいる。

チェルシーが大敗したアーセナル相手にも0‐2と勝利を収め、ECLでもPK戦を制して勝ち進むなど、チームの調子もいい。

上がりきらない6位以下の戦いぶりもあり、4位争いでトッテナムとの一騎打ちを演じている。

本来であればここに絡まないといけないはずだったチェルシー。

勝たないといけない試合をことごとく落としての今がある。

シーズン終盤で満身創痍なのはどのチームも大して変わらないが、特に悲惨なスカッドには新たな離脱者。

エンソ・フェルナンデスが手術に踏み切り、一足早くシーズン終了。

12人目の離脱者、もう1チーム作れるどころか、FC離脱者のほうが強いまである。

ベンチは若手ばかりとなり、スタメンを揃えるのが精一杯。

体調不良から復帰したコール・パーマーの様子を見る余裕などなく、スタメンもエンソ以外はほぼ変えられず。

マンチェスターシティがFA杯優勝では6位までEL権が伸びるため、来季を見据えてもう1試合も落とせない。

ここまで来れば走り抜くしかない。

試合内容

わずか4分で試合は動き、チェルシーは二戦連続で当たり前のように失点。

あっさりと右サイドを崩されると、ディーニュのラストパスにマッギン。

最後はククレジャに当たり、再び簡単にゴールを割らせてしまった。

軽率な入りは改善されておらず、アーセナル戦の失態を繰り返す。

直後にも同じような形で今度はディーニュが直接打つが、枠を外れて事なきを得た

早々の得点で急ぐ必要がなくなったヴィラは試合をスローに運ぶ。

外を回すしかないチェルシーにカウンターを仕掛け、最後はワトキンスが狙うが、ここはペトロビッチ正面。

冷や汗をかいたチェルシーはニコラス・ジャクソンが裏抜けからネットを揺らすが、VARで取り消された。

効果的な縦を差し込めない状況では苦し紛れのミドルシュートに終始し、エミリアーノ・マルティネスのセーブを強いる場面を作れない。

それでも圧をかけ続けるチェルシーはギャラガーがボールを引き出しながら左に展開。

ククレジャのクロスにドフリーのジャクソンが合わせるが、決定力に難を抱えるCFはこれをポストに当ててしまった。

ビッグチャンス逃した直後にはヴィラのCFに好機。

カウンターから左足を振るが、ここはペトロビッチの好セーブで堪えた。

前半に追いつきたいところだったが、ヴィラが効率的に点を重ねる。

GKのビルドアップからキャッシュに起点を作られると、好調のロジャースが技ありの右足。

チャロバーの股とペトロビッチのニアを抜かれ、前半終了間際に2点目を奪われた。

この得点でさらにブロックを固めるヴィラの前に、アウェーチームは沈黙が続く。

ホームチームの狙い通りの展開で45分は過ぎさった。

普段は後半開始からテンションが落ち、相手の攻勢にさらされるチェルシーだが、この日は違った。

ギアを一段上げたマドゥエケが再三の仕掛けでセンタリングに挑むが、集中した守りでヴィラが防ぐ。

奮闘する右サイドに対し、左はククレジャが中に、ムドリクが外に開く形に組み立てを変え、効果的な差し込みを狙う。

高い位置でのボール回収も決まりだしたチェルシーは、ついにプレスがはまる。

最後尾からの繋ぎをギャラガーが引っ掛けると、こぼれに反応したのは果敢なドリブルを見せていたノニ・マドゥエケ。

冷静に左足のシュートを流し込み、追撃の1点を返した。

このゴールで試合のテンションはさらに増し、双方が激しく体をぶつけ合う展開に。

特に前半からやりあっていたカイセドがドゥグラス・ルイス相手にデュエルで優位に立ち、そのままプボール支配率を高める。

中盤を制圧したチェルシーに対し、ヴィラはロジャースを起点とした裏返しを狙うが、チアゴ・シウバが最後は割らせない。

リスクを追って前に出るチェルシーに対し、エメリはイエローをもらっている2枚を下げてリスクを潰していく。

対照的な選択ながら、インテンシティは落とさずに仕掛けるチェルシー。

熱量の落ちない試合に、最も熱いプレーヤーが輝きを見せる。

シュートレンジに入ったと見るや、コナー・ギャラガーが迷いなく左足。

美しい弧を描いたミドルでチェルシーがついに同点に追いつく。

2点差を追いつかれたヴィラもこのままでは終われない。

無尽蔵のスタミナを見せるマッギンからワトキンズに決定機が訪れるが、珍しいシュートミスで天を仰いだ。

試合は2-2で最終盤に突入。

さらなる負傷者、チアゴ・シウバが離脱する中でディサシとカザデイがこの試合初めての交代投入。

後半AT、最初の決定機はチェルシー。

コール・パーマーが抜け出し、GKオルセンとの1vs1を迎えるが、スクランブル発進の2ndGKがスーパーセーブ。

さらに直後のCKからディサシが捻じ込むが、これは直前のファールをとられノーゴール。

負けられないヴィラもセットプレーからデュランが合わせるが、これも得点にはつながらず。

試合はこのまま終了。

前半の体たらくを後半で取り返したチェルシーが、難敵と勝点1を分け合う形になった。

選手採点

GK

ジョルジェ・ペトロビッチ 6.0

複数失点を喫したが、止められるシュートは丁寧にストップ。

一方で難しかったとはいえ、ロジャースのシュートを止めてくれるとチームの流れも変わるのだが。

二試合連続でニアを抜かれるのはGKにとっては少し寂しい。

守備範囲内でミスをする選手ではないので、今後は止められる範囲をもう少し増やしていきたい。

DF

チアゴ・シウバ 6.0

契約満了での退団は既定路線だが、まだまだこのレベルでも十分にやれるのは間違いない。

二つの失点は痛いが、特に攻め立てた後半では高いマイボール力で波状攻撃を後方支援。

カウンターを確実に封じ、決壊に至らしめるまでのボディーブローになった。

終盤に鼠径部を抑えて途中交代し、この試合がラストゲームになる可能性も。

まだまだ一線級のプレーヤーであるのは間違いないだけに、若手は残りの時間を大事に使ってほしい。

ブノワ・バディアシル 6.0

直近の低調ぶり、そしてこの試合も前半開始から危ういシーンが頻発。

もう彼はダメか、、、と思ったサポーターが大半だろう。

ところが後半から本来のパフォーマンスを取り戻し、的確な読みを利かせた守備でピンチの芽を確実かつ冷静に摘み取る。

見切られるかかる中、奮起のプレーで評価を覆した。

最終盤には劇的弾をアシストも記録したかと思いきや、VARで取り消されたのは不運だった。

トレヴォ・チャロバー 5.5

ユーティリティ性を発揮し、右SBで今節は先発出場。

ドリブラーのマドゥエケが前に立つこともあり、攻撃の支援は少な目。

その分守備で魅せたかったが、対面のロジャースにしてやられたのは否めない。

後半はより3バックに傾いたチームでは、ありがたい万能性ではあるだけに、単体能力をもう一段高めたい。

マルク・ククレジャ 6.0

キレキレのベイリーに手を焼きながらも、最後まで食らいつく守備で決定打は許さず。

オウンゴールを記録してしまったが、彼不在なら普通に押し込まれていただけで、責任は薄い。

攻撃面では大外からのクロスの精度を上げてきており、ジャクソンへのアシスト未遂も。

後半からは中盤に近い立ち位置に入り、MF陣をフォロー。

時には右サイドにまで走り込むなど、豊富な運動量をワイドにも見せた。

MF

モイセス・カイセド 6.5

エンソを欠いた中盤で躍動。

激しいデュエルに臆さず飛び込み、身体の強さともう一伸びのあるリーチを活かしたボール奪取を連発。

攻撃にも顔を出し、思い切りの良いミドルを放つ場面も。

広範囲に出没し、ボールサイドを制していく姿は彼の真骨頂、スーパーとしか言いようがない。

ただしこの手の試合がエンソ不在に限られるのはどう捉えるべきか…

コナー・ギャラガー 7.0

大敗の試合後、前向きな言葉を残した現主将はプレーでも回答。

前節同様の苦しい展開にも下を向くことなく、よく走り、よく絡み、よく戦った。

結局最後まで落ちなかった猛プレスで追撃弾を誘うと、自身も美しい同点弾をマーク。

気持ちがしっかりと数字に結びつき、フロックでないことを示した。

きっと誰もがシャツを欲しがるだろう。

コール・パーマー 6.5

病み上がりではあるが、彼を欠く選択は当然できず。

さすがに普段と比べボールタッチが少なくなったように見えたが、しっかりと得点に絡むあたりはさすが。

オープンな展開になるに従い、エリア近辺でのチャンスメイクも増えた。

それだけに後半終了間際の決定機逸が悔やまれるし、普段のパーマーならと思わざるを得ない。

ただこれまでの貢献を鑑みると責める事など出来るはずもない。

FW

ミハイロ・ムドリク 5.0

この日もインパクトを欠く10番。

何度かカットインからのミドルを放ったが、得点の香りなく大きく枠を外れた。

守備での貢献も希薄で、本来フルスプリントで戻るべきところをジョギングするのはいただけない。

守備が得意でないのはさておき、チームとして最低限のタスクは完遂してほしいし、監督もそれを求めるべき。

ノニ・マドゥエケ 7.0

もはや1vs1で彼を止めることはどんな選手でも困難になりつつある。

得意のカットインだけでなく、縦への突破でも右を食いちぎり、特に後半は強度を上げたプレーでチーム全体にも火を付ける。

諦めず仕掛ける彼にボールがこぼれてきたのは必然と言っていいだろう。

先制点は自身のサイドから奪われたものの、ガス欠になるまで守備にもよく走った。

ニコラス・ジャクソン 5.5

珍しく1vs1を沈めたかと思いきや、(やはり)オフサイド。

今度は正式なチャンスがククレジャから提供されるも、フリーのヘッドはポストにヒット。

どんなCB相手にもパワーとスピードで優れることはもう十分理解したので、あとは本当に得点だけである。

と言われ続けているし、当ブログでも言い続ける。

交代選手

チェザーレ・カザディ ‐

アクセル・ディサシ ‐

監督

マウリシオ・ポチェッティーノ 6.0

さすがにあまりにも薄いスカッドで、ほとんどスタメン選択の余地はなかった。

とはいえ前節と同じように軽い失点を繰り返すのはいかがなものか。

ムドリクの守備意識を含め、改善の気配が薄いのは看過できない。

後半からはククレジャを中に変更し、カイセドとギャラガーの負担を減らす形がハマり2点のビハインドを返した。

珍しく修正力で勝点をものにしたが、自分たちの入りで招いた部分も多く、及第点止まりが妥当だろう。

終わりに

なんだかんだ闘志を見せる選手は良いですよね

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