スポンサーリンク

23-24 第14節 vsブライトン (H)選手採点

この記事は約7分で読めます。

はじめに

怪我人がいる中でレッドカードなんてもらっていいわけがない。

得点者

チェルシー 3-2 ブライトン

得点:前半17分、後半20分 エンソ・フェルナンデス、前半21分 レヴィ・コルウィル (チェルシー)/前半43分 ファクンド・ブオナノッテ、後半47分 ジョアン・ペドロ (ブライトン)

試合前

怪我人が徐々に戻り始めているチェルシー、今度の敵はカードトラブル。

不要な退場と累積でリース・ジェームズとマルク・ククレジャを欠く状態に、マロ・グストまで何故か怪我。

ベン・チルウェルも不在時の状況で、SBが全員いなくなるという緊急事態に。

負傷者と出場停止に苦しむのはブライトンも同様。

欧州コンペティションの影響か、今季は負傷者が続出し、加えて前節は主将のダンクが退場に。

抗議での退場とこちらももったいなかった。

お互いベストメンバーではないながら、上位進出のために叩いておきたい相手なのは間違いない。

日本代表の三笘薫にも注目が集まる。

そんなチェルシーはスタメンに4人のCBを起用。

アクセル・ディサシが右のSBに入り、レヴィ・コルウィルが左SBに。

また攻撃陣ではミハイロ・ムドリクが久しぶりの先発を掴んだ。

対するブライトンも布陣の薄さが目立つ。

双方厳しい一戦となった。

試合内容

ボールを握るブライトンに対し、プレスとリトリートを使い分けながら対応するチェルシー。

ブライトンも深くまで攻め込むことはできず、逆にチェルシーも流れの中からチャンスをなかなか掴めない。

ムドリクやスターリングといったスピードある選手たちもなかなか良さを出せない。

それでも何度かサイドに起点を作れるようになってくると、均衡を上から破る。

コナー・ギャラガーのCKに粘ったバディアシルが左足で折り返すと、待っていたのはエンソ・フェルナンデス。

待望のプレミア初ゴールはまさかの頭で、チェルシーに先制点をもたらす。

畳み掛けるチェルシーは再びセットプレーから追加点。

ジャクソンの折返しを今度は古巣対戦のレヴィ・コルウィルが合わせる。

こちらも古巣対戦となったビリー・ギルモアが懸命のクリアをするが、ゴールラインテクノロジーで追加点が認められた。

2点のリードを奪うが、楽勝モードにはならないのが今のチェルシー。

ビルドアップは不安定で、危うくサンチェスがOG未遂。

なんとか2点差を保ち後半を迎えたかったが、ブオナロッテに左足を許し、試合はカオスな様相に。

さらに直後にはギャラガーが軽率なタックルで2枚目のイエローカード。

腕章を巻いた選手が2試合連続の退場と、再び自滅への道を開く。

ブライトンが明らかに勢いを得て、前半を終えることに。

後半立ち上がりから圧を待つブライトン。

自由を得たWGやギルモアが決定的なプレーを見せるが、ギリギリで耐える。

4枚替えでさらにかさにかかるブライトンの流れで試合が進むが、10番が自慢のスピードで一気に試合の展開を変える。

ブライトンのCKからカウンターを発動すると、ジャクソンのパスにムドリクが加速。

一気にエリア内に踏み込むと、ミルナーと接触。

VARの末PKを獲得し、これをエンソ・フェルナンデスが冷静に真ん中へ沈め、大きな3点目。

2点リードに再び変わると、試合の流れはより明確に。

三笘対策にマートセンを送り出し、5枚気味に守るチェルシーに、WGを起点に仕掛けるブライトン。

GKサンチェスの好セーブもありなんとか耐えるが、10分が示された後半ATに試合は再び動く。

ジョアン・ペドロがCKをフリックするとそのままゴールに吸い込まれ、再び試合は1点差に。

さらに攻めるブライトンだが、最後はサンチェスが冷静なストップを見せ同点弾は許さず。

最後は1点を守りきり、ホームチームが勝点3をものにした。

選手採点

GK

ロベルト・サンチェス 7.0

この人もかつての同僚と激突。

数的不利となった後半は押し込まれるシーンが増え、多くのシュートを浴びる。

雨も災いし苦しい状況ではあったが、安定感のあるキャッチングやセーブでしっかりとボールを手中に収めた

あわやOGのトラップミスや、なかなか繋がらないパントなど、足元の拙さは放出理由を示してもいたが、3点目に繋がるカウンターの起点になった点も加味すれば及第点は大きく超える。

DF

チアゴ・シウバ 6.5

痛恨のミスを犯した前節を一切引きずらず、見事なパフォーマンスを披露。

4CBを統率し、ビルドアップでも戦術眼の高さを見せる。

特に後半はさらにその存在感を高め、熟練の技術と卓越した読みで何度もチーム救った。

やはりまだまだいてもらわないといけない存在だ。

ブノア・バディアシル 6.5

御大とのコンビでブライトンを迎撃。

読みを効かせた守備でファーガソンらをストップ。

また巧みなキックで先制点をアシスト。

年齢不相応の落ち着きで、その重要性は目立たないが欠かせないものであることを示した

アクセル・ディサシ 6.0

SB不在の緊急事態を救うべく、右SBで先発出場。

後半はロングボールのターゲットとしても機能し、1人少ないチームの出口に。

スピードあるブライトンのWGに苦戦し、後手に回ることも多かったが、最後まで懸命に体を張る。

奮闘ぶりは評価したい。

レヴィ・コルウィル 6.5

かつてのレンタル先と対決。

守備では対面のブアナロッテに得点を許すなど、やや集中を欠く。

それでも高い打点で2点目を奪い、チームの勝点3に大きく貢献。

ゴールパフォーマンスは途中で思い返し控えめに。

MF

モイセス・カイセド 6.5

この人も、、、というか古巣対決が多すぎる。

先方にはバレバがいたが、前任者としてプライドのある高品質なプレー。

特殊なバックラインに戸惑いつつも、自身のミッションを完遂。

カードはギリギリだったが、退場は免れた。

多彩なプレーと高い守備能力で、後半を耐え抜く大きな助けに。

エンソ・フェルナンデス 7.5

ようやくのプレミア初ゴールは意外にもヘディング。

また決勝点となるPKも落ち着いて決め、勝利の立役者に。

それ以外でも高い技術で何度も攻撃を前進させ、クオリティを存分に発揮。

守備でも豊富な運動量で最後まで食らいついた。

ワーストにするにはあまりにも不憫

コナー・ギャラガー 4.5

前節の何を見ていたのか。

それともあの腕章には偏差値を下げる効能でもあるのか。

CKから2点を演出したのはいいものの、完全に不要なタックルを2発見舞い、当然のごとくレッドカード。

チーム事情や展開を考慮しないあまりにも軽率なプレー。

主将としてはあまりにも残念な振る舞いを2試合続けて見ることになった。

FW

ミハイロ・ムドリク 6.5

立ち位置やランニングに改善の余地はあれど、オンザボールではらしさを出せるようになってきた。

反転からの中央突破や、蹴り出しからの立て抜けなど、キレのあるプレーを随所に披露。

また3点目となるPKもそのスピードがもたらしたもので、唯一無二の武器が大いに輝いた。

徐々に自身の幅も広がりつつあり、また大仕事をした点も評価。

ラヒーム・スターリング 6.0

序盤こそ好調ぶりを見せたが時間経過とともにトーンダウン。

相手が経験の浅い選手だったことを踏まえると、もう少しやれたはず。

ギャラガーの退場シーンも、だいぶ本人責任とはいえ、自身のサボりが絡んでもいる。

久しぶりに休息も与えられたため、次節に期待したい。

ニコラス・ジャクソン 6.5

収まりや守備意識は高評価だが、、、いかんせんエリア内での仕事が少ないのが気になるところ。

流れがちなプレースタイルはわかるが、もう少しゴール前で存在感がほしい。

とはいえ苦手な空中戦でアシストを記録したり、決定的なパスを放つなど、要所で一仕事。

今日は遅延行為も見逃され、ラッキーだった

交代選手

コール・パーマー 6.0

守備のタスクをメインに交代出場。

難しい役割を担ったが、持ち前のサッカーIQの高さと技術ですぐに試合に入り、貴重な時間を作り出す。

カットから惜しいループシュートを狙うなど、機転の効いた守備でチームを助けた。

イアン・マートセン 6.5

三笘に苦戦するディサシを助けにWBのような形で投入。

強敵相手に粘り強い守備を見せ、決壊を最後まで食い止めた。

フィジカルはやはり未熟なものがあるものの、高評価をつけたい奮闘ぶりだった。

アルマンド・ブロヤ 6.0

交代出場も直後に鼻から流血するなど不運な入りに。

好機が巡ってくる試合ではなかったが、体を張った

監督

マウリシオ・ポチェッティーノ 6.5

前節、今節と退場に泣かされる苦しい展開に。

どちらも主将を託した面々だけに審美眼はいかがなものかと思わなくもないが、ピッチ内では同じミスは犯さず。

勝点3を拾うスピリットをチームに伝播させ、マートセンら交代選手も当たった。

強敵との連戦ながら何とか乗り切っている。

終わりに

主将は落ち着いているべきですね。

次回は木曜の早朝です。

CLではないです。

早起きは良いですよ

コメント

タイトルとURLをコピーしました