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23−24シーズン第3節 vsルートン(H)選手採点

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はじめに

いやあフットボールは最高ですね。

第3節にして金曜28時、すなわち土曜の早朝というかなり珍しい時間帯での一戦。

わかりやすく土日のテンションを左右してくる。

休日の早朝からサカーを見ている皆さん、お疲れ様です。

得点者

チェルシー 3-0 ルートン

得点:前半17分、後半23分 ラヒーム・スターリング、後半30分 ニコラス・ジャクソン(チェルシー)

試合前

開幕から勝ちのない両チーム。

上位復帰のために調子を取り戻したいチェルシーと、プレミア残留のため勝点を奪いたいルートンタウン。

実力差は戦前から指摘されるところではあったが、昨季も昇格組に苦汁をなめさせられているチェルシーは油断ができない。

さらに試合前にはミハイロ・ムドリクの離脱も公表され、怪我人のリストが更に分厚くなってしまった。

ルートンは元チェルシーのロス・バークリーが先発で登場。

ブルーズ時代は不完全燃焼となった元8番が、リベンジに訪れた。

試合内容

試合前の予想通り、押し込むのはホームチーム。

初先発となったモイセス・カイセドも随所に存在感を見せ、相手にボールを渡さない。

CKの流れから迎えたボレーは好セーブに阻まれたものの、ドリブル突破から先制点を奪ったのはスターリング。

好調をキープする28歳が圧巻のプレーで前半の1点のリードをもたらす。

後半もボールを握るチェルシーだが、追加点が遠い。

ベン・チルウェルが判断を誤り、エンソ・フェルナンデスはポストに、ジャクソンは相手GKに阻まれ、2点目に届かない。

逆にルートンは右サイドから決定機を迎えるが、懸命に体を投げ出したマロ・グストとロベルト・サンチェスが死守した。

待望の追加点はそのグストのクロスから。

好調のスターリングがダイレクトシュートを沈めると、今度は見事なアシストも披露。

浮き球をダイレクトで右サイドからエリア内に流し込むと、ジャクソンがゴールに押し込み勝負あり。

3得点を奪い、今季初勝利を飾った。

選手採点

GK

ロベルト・サンチェス 6.0

押し込む展開ゆえにそこまで見せ場はなかった。

一方で集中を保つのが難しい展開ながら、後半の決定機をストップした点は高評価。

ハイボールやクロス処理も的確で、セットプレーにも強い。

最後曖昧な飛び出しがピンチに繋がったが、それ以外は問題のない出来。

DF

チアゴ・シウバ 6.5

3戦連続の先発フル出場。

39歳を目前にしながらも高いレベルを維持する大ベテランは、プレミアリーグとしても、史上2番目の年齢での開幕3戦連続先発とのこと。

一つキックミスがあったものの、それ以外は完璧なプレーで、若き両隣のCBを的確にカバー。

チルウェルの交代時にはキャプテンマークを受け取るも、そのままエンソに渡す姿が話題に。

後進の育成にも余念がない。

アクセル・ディサシ 6.0

定番となってきたバック3。

今回はさほど相手が前に出てこなかったこともあり、ディサシとしてもそこまで対応に苦慮する場面はなかったか。

ただまだやはりプレミア特有のスピード感やフィジカルに出遅れる場面もあり、順応が必要。

ビルドアップでは精度の高いキックを持つため、守備面での成長に期待したい。

レヴィ・コルウィル 6.5

バディアシルも帰ってきたようだが、コルウィルのこのハイパフォーマンスを見るに中々代え難い。

特に攻撃面での貢献が素晴らしく、左足でのパスはアシスト級のものも。

抜け出しが得意なチルウェルやジャクソンとの相性も良く、一気に決定機を作った。

守備では1つ抜かれるシーンがあったが、周りと冷静に対処。

可変に近いフォーメーションの中で、その能力の高さが大きな選択肢になっている。

マロ・グスト 6.5

相手のレベルが一段落ちることもあり、これまでよりは積極的に攻撃に参加。

前のスターリングとは好連係を見せ、幾度も右サイドから侵入。

ほとんど単独でスターリングが奪った先制点だったが、幸運にもアシストがついた。

逆に2点目のシーンではタイミングの良い上がりと正確なクロスで、今度は自身の取り分(?)が大きいアシストをマーク。

プレミアの水にも慣れつつあり、バックアッパー以上の存在感を見せ始めている。

ベン・チルウェル 6.0

WBとLMを行ったり来たりする本布陣の要の1人。

卓越したセンスも踏まえ攻守において求められるプレーを理解しているのはありがたい。

後にInstagramで発信していたが、後半の決定機での判断ミスはらしくない。

ジャクソンとの連携も徐々に合ってきており、中への侵攻まで含め練度が上がってきた印象。

MF

モイセス・カイセド 6.5

散々なデビュー戦から一転、この日は持ち味を存分に発揮。

高い守備能力や回収能力は前評判に違わず、さらに評価を高めたのは繋ぎの部分。

この手のMFにありがちな物足りなさを感じさせず、円滑なパス回しに貢献し、2点目の起点にも。

高額移籍金の価値を証明し、アンカー役の1番手に相応しいプレーを見せた。

エンソ・フェルナンデス 6.5

痛恨のPK失敗を喫した前節を引きずることなくカムバック。

カイセドという守備職人が入ったこともあってか、前目のプレーが増え、シュートチャンスも多く転がってきた。

圧巻は3点目の起点となる浮き玉のパスで、高難度のボールをトラップ→展開し、ダメを押す。

総じてハイレベルだったことに疑いはないが、幾度かと訪れたシュートシーンでは枠に持っていきたかった。

コナー・ギャラガー 6.0

本職とも言えるIHでプレー。

これまでは低い位置でのボール扱いに苦慮するシーンもあったが、慣れ親しんだ位置で動きやすそうに見えた。

エンソ、カイセドとは補完性の高いユニットを構築し、それぞれの良さを発揮。

エリア内に飛び込む積極性も◎だが、決定機を仕留めたかった。

FW

ラヒーム・スターリング 7.5

前節に続き出色のパフォーマンスを披露。

今節は突破から得点まで奪い切ると、ワンタッチシュートで追加点もゲット。

3点目のアシストは意表をついたボレーで記録し、心身共に充実ぶりを見せつける。

たまにとんでもなく力の無いシュートを放ったりするのは覚醒前の面影を感じさせる。

まだ成長を続けたい、という28歳のアタッカーがチェルシーを牽引している。

ニコラス・ジャクソン 7.0

ついに初ゴールを記録。

ゴール前にきっちりと詰める泥臭い一点はまさにCF。

チェルシーのラストピースは自分であるかと誇示するかのようなゴールパフォーマンスはサポーターの待望でもあった。

得点はもちろん、それ以外の部分でも貢献は絶大。

ポスト、裏抜け、ドリブル、さらに守備まで献身的にこなす。

前半やや痛めたようなシーンは大きく心配されたが、既に大黒柱であることの裏返しでもある。

交代選手

レスリー・ウゴチュク 6.0

後半途中から出場。

大勢は決していたが、中盤で器用な繋ぎを見せ、センスの高さを披露。

あとなんかすごいデカく見える。

イアン・マートセン -

メイソン・バーストゥ -

監督

マウリシオ・ポチェッティーノ 6.5

厳しいデビューとなったカイセドを先発に起用し、効果的な中盤を構成。

4バックと3バックの併用に近い布陣も機能し、苦しい台所事情の中で初勝利を飾る。

メディカルが終わっているのは監督のせいではないが、その中で結果を出すのは監督の仕事。

大変である。

次の試合はリーグカップということもあり、ターンオーバーにも期待したい。

終わりに

3点取られて負けた次の試合、3点取って勝つと忘れてしまいますね。

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